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御嶽山 慰霊登山

 

4年前の9月27日に木曽御嶽山が大噴火しました。58名の登山者が犠牲になり、今だに5名の方が不明です。

私はこの山には思い入れがあります。3000m越す山の中では比較的登りやすい山で、春夏秋冬10回程登っています。初心者も連れていったり、冬は途中まで山スキーにシールをつけて登ったこともあります。一面の雪景色の中に動物の足跡を見つけたり、雷鳥の親子を見たこともあります。

そんなことから、4年前の噴火による遭難は、まったく人ごとではありませんでした。機会があれば慰霊の登山をしたいとずっと願っていました。

噴火4年にあたる27日を前にした9月26日から10月8日まで、黒沢口登山道を解除されるとの新聞報道を見て、10月2,3日に行ってきました。

御嶽山には宗教的なモニュメントや像が沢山あります。頂上のそれら像の首が無くなっていました。頂上直下の山荘も写真のように大きく破損していました。頂上のすぐ下には、真新しい慰霊碑が立ち花が供えられていました。私は、お線香を持って行ってましたので、それを供え手を合わせてきました。

山の八合目辺りから紅葉がきれいでした。天気に恵まれ、富士山はじめ、木曽駒の中央アルプス、近くには乗鞍岳、その向こうには穂高、槍の北アルプスも見ることが出来ました。4枚目の写真は乗鞍と穂高の写真です。4年前に遭難された方々も、同じような景色を楽しまれたことと思います。

それにしても、久しぶりの本格的な登山で、筋力の衰えは否めませんでした。増強はできませんが維持には努めたいことです。


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