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一緒に子育て 86 いじめについて

このブログでも過去に何回か取り上げました。今回は、中学生を交えたいじめフォーラムに参加して感じたことを述べます。

先ず、いじめによる大きな問題が後を絶ちません。教育委員会、学校、地域でその防止のため懸命に取り組みが行われています。今回のフォーラムもその一つで、当事者側の中学生の参加が特徴でした。その中学生たちが、表面的でない洞察力のある意見がたくさん発表され力強く思われました。

典型的ないじめのビデオを見てそれについて意見が述べられました。リーダー格とそれ付随した2人計3人の加害者がいました。その3人が特定の同級生を執拗にいじめるストーリーでした。

いじめには、傍観者の立場の人間がよく登場します。このビデオでもいじめ場面が教室や登下校中ですので、同じクラスの傍観者がたくさん登場しました。

フォーラムでは、その傍観者が「いじめ加害者の行動を制止する」ことが話題になりました。多くの中学生、また過去いじめ場面を経験した大人の参加者からも「それは困難である」の意見が大多数でした。その理由は、今度は自分がいじめのターゲットになるからでした。実際のいじめ場面ではいじめを止める行動や発言をした場合、その人が今度はいじめられる被害者の立場になることが多いのも現実です。また、思春期特有の目立つことを嫌がる、俗に言う「ええかっこしい」をいやがる心理も働くものと思えます。

それらの現実から、いじめ場面では力関係等で制止できなくても、後でその被害者に対して「辛かったね」「いややったね」の声かけや寄り添いはできるのではないか、と提案したことがありました。それを聞いてくれた中学生は「それならできる」と応じてくれました。

いじめ被害者は、辛い悲しい立場にあるわけですが、何が一番辛いかというと、自分が独りぼっちだ、誰もこの辛さを分かってくれない、ということです。加害者から重たいかばんを2つも3つも持たされ肩が痛いよりか、こんな場面に置かれている辛さを、誰も分かってくれないことが一番辛いのです。誰かがこの辛さを分かってくれていることが分かれば、どんなに心強いことでしょう。

私の相談の経験で、中学校3年間仲間外れの女子生徒が、3年間も耐えることができたのは、ただ一人その辛さを分かってくれた担任の先生がいたことだ、と述懐してくれたことがありました。

いじめ場面で、割って入ることができなくても、後で被害者に寄り添うことは、ちょっとの勇気で実践できます。

臨床心理士・元スクールカウンセラー  鈴 木 隆 一

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明石城てづくり市

11月11日、12日の2日間、明石城公園のてづくり市に参加しました。天候に恵まれ快適な2日間でした。特にお城の櫓が写真のようにきれいに見え、ピクニックのような気分にもなります。

今回に売れ筋は、トイレットペーパー、キッチンペーパー用のペーパー立て、流木で作った小さい多肉植物用のポットでした。メーンの作品の漆器も買っていただき嬉しいことでした。

今後の出展予定                                     ・11月25日 神戸湊川公園

・12月3日 西宮神社

・12月9日 京都岡崎公園

・12月17日 伊丹猪名野神社

・12月23日 神戸湊川神社


里山便り イノシシのヌタバ

私の里山には谷筋から水が流れています。その水を上流でせき止めパイプで引いて利用しています。その小さい谷筋はいつも水が流れ湿っていることが多いです。写真は、その谷筋の脇にイノシシが作ったヌタバです。漢字では沼田場と書きます。イノシシやシカ等の動物が、体表についているダニ等の寄生虫をや汚れを落とすために、このような池というか水たまりの窪地を作って、身体を擦りつけます。大体の大きさは、長い方が約1m、短い方が約60cくらいです。身体を擦りつけきれいに出来上がっています。

写真には写ってませんが、周りは耕耘機をかけたように土が掘り返されています。イノシシはミミズが好物のようで、土を鼻で掘り起こし、ミミズを探します。そのために折角植えた果樹の下まで掘り起こすため、昨年はクルミの木とアジサイが被害にあいました。

作物を植えたところや果樹にはネットが必要で、中山間地で農業をされている方のご苦労が身にしみて分かります。


一緒に子育て 85 強い叱責に応えられる子と応えられない子

マスコミでも報道されていますが、福井県の中学校で生徒が飛び降り自殺をした事件がありました。報道によりますと、該当の生徒は担任、副担任から強い叱責を執拗に受けていたそうです。身震いがする程、その生徒が過呼吸を起こすほどの度を超えた叱責のようでした。

スクールカウンセラー時の経験ですが、ある中学校で不登校になった男子生徒がおり、相談を受けたことがあります。その生徒は運動部に所属しており、その部は市内でもいつも強いことで有名でした。その成績を維持しようとするのは、部活のメンバーや指導の顧問の願いで、練習も熱心でした。そのため練習では励ましや叱責の大声が飛び交います。不登校になった男子生徒はどちらかといえば、優しく温和しくまた真面目で内向的な性格の持ち主で、一生懸命に応えようと努力をしていました。ミスを先輩からも叱られることが多くありました。そんなことが重なり、気分が落ち込み不登校傾向になりました。

運動系の部活には、よくある光景ですがその大声の励まし、叱責が叱咤激励として頑張れる子と、その大声で萎縮する子がいるのです。運動系部活では当たり前のこととして日常的に行われていますが、指導者がそれぞれの生徒の性格的特徴を把握して、練習中はできなくても終了後「今日は、よく頑張っとったなぁ」「あの時パスは上手やったで」等のフォローがあれば、次の日も頑張れるはずです。

今回の福井のケースでは、担任発言として「強い叱責にも応えてくれると思っていた」、とありました。自殺して生徒さんの性格的特徴は分かりまねますが、強い叱責イコール奮起につながるとはあまりにも単純な発想です。その上、多くの生徒が見ている中、また職員室での場面もあったようです。自意識が芽生えている思春期には耐えられない屈辱にもつながります。

教育では一人ひとりに対応する、個を重視する、とよく言われますがそれぞれの子の性格的特徴の理解と、大人側からの行動(叱責や励まし等)後、その生徒がどんな受け止め方をしているのかの把握が必要です。

臨床心理士・元スクールカウンセラー  鈴 木 隆 一

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岡崎公園 平安楽市に出展

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10月14日(土)、京都岡崎公園で開催の見出しの手づくり市に初めて出展しました。天気予報通り薄曇りと小雨で、いつもより人出が少なかったようですが、広い公園と平安神宮の近くで居心地のよい手づくり市でした。場所柄か、外国人観光客の方もたくさんおられました。

今回のぎゃらりー鈴の売れ筋は花炭でした。いろいろな手づくり市に行きますが、花炭だけはどの店にも置いていなくて、当ぎゃらりーのオリジナルと宣伝しています。リピーターのお客さんからクリスマスプレゼントにするからと、60個の注文をいただきました。

今後の予定                                        ・10月28日(土) 神戸湊川公園

・11月5日(日) 西宮神社(えべっさん)

・11月11日(土)~12日(日) 明石城公園


熊野古道を歩く

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熊野に詣でる道はいろいろありますが、高野山から熊野本宮大社に至る小辺路を歩きました。小学校で地理を習い始めた時、紀州の山地に「果無山脈」の名前が印象的に記憶に残っています。名前を想像して「どんな所やろ」、とずっと思っていました。今回のルートには果無峠、果無集落があります。

約1000mの峠や山をいくつか登ったり下りたりします。4日間歩きましたが、人に出会ったのは3日目からで一人歩きには、少し不安でした。昼食や休憩のため休んだところに、熊目撃の看板が出ており慌てて場所を変えたのも何度かありました。

この道は、巡礼のための道でもありましたが、今のように道が整備される前には、生活道路として使用されていたとのことで、あちこちに生活の後が残されていました。写真の天水田の説明板は果無集落を出ておよそ1時間ぐらいの標高600m位の所にありました。ここだけでなく、尾根筋のちょっとした土地に田畑や屋敷跡が残されていました。屋敷跡はいずれも旅籠との説明がありました。耕作には、ましてや水が必要なお米作りには困難な所ですが、石垣を組んで土の流出を防いだり、遠くから水を引いたりした痕跡がありました。先人のご苦労には頭が下がる思いでした。

世界遺産に登録されており、もっと人が歩いていると思いましたが、静かな山旅でした。距離は67kです。9月の中頃歩きました。歩いて果無(はてなし)の意味するところが分かりました。


丹波里山便り 栗みのる

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待ちに待った栗が実りました。3日前には大きなかごに一杯収穫しました。知り合いやご近所にもお裾分けしました。子どもの運動会に栗ご飯を作るという便りもいただきました。秋にはいろいろ自然からの恵みがありますが、栗はその最たるものです。

昨年はイノシシの被害が大きかったです。ネットをしていましたが、押しのけて侵入し落ちている栗を食べていました。栗の皮が残っているのですぐ分かります。今年はそれに懲りて侵入しそうな所は2重にネットを張りました。今のところ被害はありませんが、油断はできません。度々春日まで行ってネットの点検です。

今後の手づくり展、クラフト展の予定                                 ・10月1日(日) 西宮神社

・10月14日(土) 京都平安楽市(平安神宮前)

・10月28日(土) 湊川公園


一緒に子育て 84 ある非行少年の立ち直り 母親との関係で

子育てをしている親の立場で、子どもが非行に走らないかの心配を、多くの親が持っているのではないでしょうか。また、もし非行に走った場合、どのように我が子をサポートするかも気になることだと思います。少年の場合、警察や鑑別所を経由して家庭裁判所の審判に付されます。そこで、少年院送致、保護観察処分と審判の結果が出ます。

私は保護司をしており、犯罪や非行に陥った人々と関わりを持っています。今から紹介するケースは、私の保護観察の対象ではなく、知人として相談を受けた18歳の男性A君です。

A君は家出同様に親元を遠く離れ生活をしていました。アルバイトを転々としながら生活をしていましたが、収入が不安定でした。ある時バイクが欲しなりましたが、お金が足りません。衝動的にアルバイト先から商品を盗み警察に逮捕されました。少年院送致の審判を受け、約1年少年院で過ごし母親の元に帰ってきました。

A君の家庭は両親が離婚をしており、母親が一人で生活をしていました。母親もフルタイムの仕事でなく収入も平均以下でした。A君は、生活意欲、就労意欲も乏しく、ほぼ引きこもりの状態でした。それに加え、母親の蓄えたお金を盗みだし、自分の小遣いにしていました。このような状態を見た親戚の者が度々本人を説教しますが、全く効果はありませんでした。

しかし、母親は周りの親類や兄弟の心配ほど焦ってはいませんでした。私も何回か母親に会いましたが、長く離れていた自分の息子との2人だけの生活を、楽しんでいる様子がうかがえました。通常でしたら、親として焦りと心配で、気持ちも不安定なるところですが、そのような素振りは見られませんでした。A君の過去の非行を心配したり、今後の彼の立ち直りの為に意図的に彼に働きかけることもなかったです。

そんな母親の元で,A君も気持ちが安定してきたのか、穏やかな表情を示すようになり、お金も持ち出しもいつのまにか無くなりました。少年院から帰宅して約1年後、近所の建築関係の仕事している人から、自分の所で働いてみないかとの申し出がありました。大変好意的な申し出で、無理のない程度の時間でいいとのことでした。働くための生活リズムも崩れていましたので、最初は少しの時間でしたが、徐々に働く楽しさ、賃金を得る満足が増加し稼働時間が増えてきました。今は、全く心配も無く、仕事に精を出しています。

このケースでの特徴は、母親が常に安定して穏やかな気持ちでA君を支えてきたことです。もし反対に母親が焦り、積極的意図的にA君の生活改善や、就労へとつながる試みをしていたら、A君のすさんだ気持ちを余計に増幅し、気持ちの不安定につながったことだろうと想像できます。母親の気持ちの根底には、彼への信頼があったことでしょう。再度事件を犯さないか、家のお金を持ち出さないかの心配より信頼の気持ちの方が勝ったのです。

人は信頼されるとそれに応えようとするのです。

質問、ご意見、感想がございましたら、yc-suzuki65@bcc.bai.ne.jp にて送信して下さい。

臨床心理士・元スクールカウンセラー  鈴 木 隆 一


一緒に子育て 83 箱庭療法雑感

ある知人から相談がありました。子どもさんに軽い障害があり、そのこである相談機関に行ったところ、箱庭に作品作りを勧められ、子どもさんが箱庭の作品を作りました。それを見た相談員さんが、問題があるような発言をされたので、母親としてとても気になるとのことでした。箱庭療法は治療機関、相談機関で良く用いられ、私も相談機関勤務の頃やスクールカウンセラー時代に必ず相談室に置いていました。

絵画療法同様、言葉でなく絵を描いたり、箱庭作品を作ることで内面を表現できますので、言語表出が苦手なクライエントさんには適切な表現手段です。箱庭はそれに加え、絵のように上手下手の差が出ませんので、多くの方が取り組みやすいです。

ところが、1回ないし数回の作品で制作者の内面を推し量るのはとても至難の業です。というより私は推し量ること自体、おこがましいと思います。子どもといえども、人の内面をそんな簡単に理解出来るでしょうか。デモンストレーションで象徴的に解釈するのとは大違いです。

相談をしてくれた方にもそのようにお伝えしました。経験では、定期的(例えば、1週間に1回)に継続して回数多く作品を作れば、なにがしかの傾向が読み取れることがあります。それも一定の方向で変化することがあります。そのような時には何らかの解釈も可能です。

しかし、作品を解釈するより保障された時間に、自由に作品を作ることそのものが、その人の自己治癒力を高めるので、解釈より作品を作ること自体を大事にしたいと思います。

心理療法の基本は、クライエントさんが何事にも束縛されることなく、自分の内面を表現することです。その表現の手段がいろいろあります。対面して言葉のやりとり、遊び、絵画や箱庭の作品等です。

私たちは、解釈よりより多くの、また深い内面を表出できるようにしたいものです。


日本ミツバチ採蜜とその後の失敗

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本来9月が日本ミツバチの採蜜の最適期ですが、巣箱が巣板で一杯になり、やむを得ず8月中旬に採蜜をしました。初めてのことで、マニュアル通りに行いました。巣箱は春日の山に置いていますので、巣板を巣箱からはずし、ふた付きの入れ物に入れ自宅に持ち帰りました。自宅で蜜絞り器にかけて、蜜を採りました。向こう側の容器に巣板が入っています。手前の容器で、右側の絞り器から出てきた蜜を受けています。この蜜を布でこして不純物を取り除いて完成です。瓶に小分けして保存しました。

さてここまでは良かったのです。巣箱から巣板をはずす前に、新しい巣箱にハチを移動させるのですが、この移動が不完全だったのか、1週間後に新しい巣箱にハチがいないことが分かりました。移動させた数日間は、働きバチが巣門から出入りして花粉を運び入れているのを確認しましたので、うまく巣移しができたものと思っていました。考えられるのは、巣移しのとき女王バチが逃げたのではないかということです。女王バチさえ巣の中におれば、働きバチ、雄バチも巣の中に入るそうです。

蜜を採れた喜びがありますが、ハチに逃げられたのも大きなショックです。再度挑戦するつもりです。


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