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一緒に子育て 98 発達障がいの方々の生き辛さ

発達障がいの方々は、一般的に社会性(他者との付き合い等)やコミュニケーションが苦手、またこだわりが強い等といわれています。しかし、日常生活で一番生き辛くしているのは、感覚(聴覚、視覚等)の過敏性ではないでしょうか。ある当事者の方が建物内の人工的な照明も目に辛くサングラスをかけければならない、街の様々な音が耳を錐で突くような痛さを感じさせる、と話されるのを聞いたことがあります。               イギリスのあるスーパーが、発達障がいの方々に配慮して定期的に「静寂の日」を設定しました。その日は宣伝はじめ、できるだけ音を少なくしたところ、感覚過敏な方々は快適に買い物ができたそうです。また、発達障がいの方々だけでなくそれ以外の方々にも心地よく、その日は売り上げが伸びたそうです。                    ある中学校を訪問したとき、教室内の椅子の脚全てに、半分に切った硬式テニスボールを履かせていました。生徒が立ったり座ったりするとき、椅子が床をこする音の不快さを感じた方もおられるとことと思います。                        そうです、発達障がいの方々の不快さは、私たちと共通することも多くあるのです。ちょっとした配慮が多くの方々を快適にすることもあるのです。

臨床心理士・元スクールカウンセラー 鈴 木 隆 一

この文章は、伊丹市教育委員会発行「教育いたみ 第49号」に掲載されたものです。

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