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一緒に子育て 99 運動会、体育大会で思うこと

小学校、中学校の運動会、体育大会の季節になりました。学校の側を通りますと練習しているのがよく分かります。ある中学校の練習風景をゆっくり見る機会がありました。自分の中学生時代を思い出しました。先生も生徒のおおきなエネルギーと時間を費やします。種目や内容は若干違っても、大筋は基本的に同じだと思います。団体の規律、協力、一生懸命さは同じです。

しんどかったが、組み体操が成功したとき、行進がきれいに揃ったときの快感を思い出すことができます。リレー競技ではクラス一緒になって応援しました。いわゆる団結心です。これらの心情の育成は、学校だからこそできるもの、団体だから醸し出されるものです。

反面、団体で同じことをしなければならない、他者に自分を合わせなければならないことが、苦手な子どももいます。発達障がいの子どもたちです。音楽発表会を含めてこれら行事が近づくと、登校しぶりがおきます。先生の大声の指示が怖い子どももいます。

これらの子どもへの配慮が、最近よくいわれるユニバーサル・デザインの構築ではないでしょうか。

臨床心理士・元スクールカウンセラー  鈴 木 隆 一

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