先日、6年生男子児童のことで,母親から相談を受けました。3年生の時、自閉症スペクトラムの診断を受けている子どもさんが、登校を渋っているとのことでした。
そのことで過去に受けた相談事例を思い出しました。やはり小学校高学年の男子児童で登校を嫌がっていました。仮A君とします。A君も発達障がいで、特別支援学級に在籍していますが、そこでのクラスメートの関係や担任の先生からの叱責を怖がっていました。おそらく他の在籍児童なら耐えられるレベルの叱責かも分かりませんがかも分かりませんが、A君は感覚過敏なところがあり、心理的にも繊細で、少しの不安も大きくとらえるところがあります。その上、その不安を言葉で表現す君の特性から君の特性から苦手です。
クラスでの人間関係や,先生からの叱責で感じたストレスを内面にため込んだ結果不登校傾向になりました。
言語表現が苦手なA君は、不登校という形でストレスを表現しました。また、同時に過食という食行動の異常を呈しました。過食という行動まで出したA君の内面の不安や葛藤は大変大きかったもと思われます。言語表現が苦手なA君の内面に感度鋭く迫ってあげたかったものです。
本来、A君の心理特性や行動特性を身近な人間、担任の先生は熟知した上で対応しなければならないのにそれが不十分だったと思いました。
発達障がいが一時的なものとすれば、不登校は二次的な障がいなります。二次的な障がいは防がなければなりません。