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一緒に子育て 5

マザーリングマザー

ある日帰り温泉での光景でした。30代半ばの父親が幼児2人を連れていました。風呂から上がり、脱衣所で楽しそうに動き回る2人の子どもに服を着せていました。自分も服を着なければならずなかなか大変な作業ですが、微笑ましい姿でした。                      5歳ぐらいの上の子どもが、扇風機の前に行って髪の毛に風を当てていました。たまたま側にいた30歳くらいの男性に風で飛んだ水気が当たったのか、不快な表情をしましたので、慌てて父親は「すみません」と、言いながら子どもをその場所から離しました。             通常これで終わりでしょうが、その男性は「親ならちゃんとしつけておけ」と声を荒げました。

マザーリングマザーとは、子育て中の若い母親に優しく母性的に接し、子育てをサポートする意味です。この場合母親ではなく父親ですが、子育てに奮闘しているのは同じです。      電車の中などで、若い母親に抱かれた赤ちゃんを、年配の女性があやしている場面がよくあります。赤ちゃんもご機嫌ですが、母親も笑顔を見せています。このような光景は当事者ではありませんが、気持ちが和みます。

一昔、二昔前より圧倒的に子育てがしにくい社会です。若い世代の親たちに「しつけが足らん」、というような決まり文句で子育てを非難するのではなく、「子育てがしにくい世の中で、よう頑張ってるね」の気持ちで、大目に見てあげたいものです。


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