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一緒に子育て 98 発達障がい児への寄り添いの鍵

夏休みにに入り、小学校では校内研修会が開かれます。ある小学校で、特別支援教育についてのテーマで招かれました。範囲が大きすぎるので発達障がい児の理解と寄り添いに絞りました。

特別支援教育へ移行して随分と月日が経ちますが、まだまだ気になることがあります。それは、理解が進んでも寄り添いや配慮が着実に実行されているかということです。アスペルガー症候群を例にとりますと、その子らの特徴や障がいに内容は例解されていても、その理解の元に配慮、サポートがなされているか疑問です。

今回、私は通常いわれる特徴に加えて、1.目移り、気移り、心移り 2.字義通りの解釈 3.世の中に跋扈している暗黙のルールの理解困難をあげ、彼らがどれだけ学校、友だち関係、社会の中で「生き辛さ」を感じているかを強調しました。

この3っの特徴でどれだけ苦労し、しんどい思いをしているか、時には理解の範囲を超えてまごまごしている、かに思いを寄せられるかが大変大事な点です。

理屈、知識で理解しても、この思いを寄せられるかの共感性が、寄り添い配慮を継続して実行する鍵だと思います。「この子は、集団・学校でしんどいやろな。不安な気持ちにの中で過ごしているやろな」の気持ちを持ちたいです。この気持ちが、適切なまた継続したサポートにつながります。

臨床心理士・元スクールカウンセラー  鈴 木 隆 一

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