この時期、山のあちこちにドクダミが繁茂します。根で増えていくのかいたって繁殖力が強く、邪魔な雑草です。他の作物や木々の成長に影響するので余り歓迎ではありませんが、折角土から芽を出し花を咲かせているので切って捨てるだけでなく、毎年ドクダミ茶にして利用しています。
先ず、根っこから抜いて土のついている部分を切り落とし、きれいに洗います。乾燥させてから切ってもいいのですが、乾燥したものは固くなり切るのに苦労します。そこで、洗った段階で2,3センチ位で切りそろえます。それをザルや干物を作る網に入れて、日陰乾しにします。天候にもよりますが、1週間か10日ぐらいで程よく乾燥します。
乾燥させたものを十薬という名前の生薬として知られ、煎じて飲むと利尿作用、動脈硬化予防、解熱、解毒の効果があるとされています。
ドクダミだけでは癖がありますので、麦茶を加えてお茶にして飲んでいます。どんどん増えて厄介者ですが、自然の恩恵として利用しています。