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丹波里山便り 日本ミツバチ活動

日本ミツバチは、桜の満開から少し遅れて分蜂(巣分かれ)します。冬越した群がこの分蜂により増えていくわけです。蜂を飼っているとこの分蜂が楽しみで待ち遠しいものです。昨年秋の終わり頃に、ツキノワグマの被害や逃去により冬越しの群がなかったのですが、分蜂の時期にあわせて、待ち受け箱を数ヶ所設置したところ、写真のように野生の群の分蜂が入ってくれました。

この群が順調に蜜や花粉を集めて、採蜜できることを願っています。本来、野生で生きている蜂をこのような箱に取り込み、飼育するわけですからいろいろアクシデントがあります。

温暖化によるといわれている、巣落ちやダニの被害、アリやスズメバチの侵入等々です。それにツキノワグマが加わりました。以前から、近くの山で目撃情報がありましたが、私の山は人家や車が通る道に近く、まさかとたかをくくっていました。

山に出る獣は、タヌキ、キツネ、イノシシ、鹿等々です。新芽や作物、栗に被害を与える獣もいます。よく言われるように里山を人間が利用しなくなり、人が山に入る機会が以前と比べて圧倒的に少なくなり、獣と人の境界が少なくなってきたから、獣が里に近づいてきたのです。

これからますます里山やそこに近い田畑が、獣に荒らされることでしょう。柵やネットの設置等費用と手間がかかります。


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