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一緒に子育て 14  いじめについて その5  いじめっ子にしないためには?

いじめにつて考えるとき、被害者への対応がよく論議されます。ある子育て講演会で、「自分の子が、いじめ加害者側にならないためにはどうすればいいのか」という趣旨のテーマを頂きました。

このテーマは、いじめを考えるときの一つの視点でもあります。                  先日、発達障害関係の研修会に参加して、女性成人アスペルガーの方のお話を聞く機会がありました。彼女は、幸せそうな人や笑顔の多い人は、自分に対してマイナスのメッセージを届けたり、攻撃を仕掛けてこないという体験を語っておられました。

うなずける発言です。日頃、幸せや喜びを感じている子どもは、弱い者いじめというしがない行動で満足や喜びを感じたり、自分の存在感を発揮しなくてもいいのです。

幸せや喜びを感じ、自己存在を感じるのは、部活、趣味、勉強、友人関係、家族関係等の中ではないでしょうか。これらの中で、十分活動し交流することで、喜びや幸せを感じ、自己肯定感を満足させることでしょう。

いじめ加害者側にならないための一つの考え方だと思います。

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臨床心理士、元スクールカウンセラ- 鈴 木 隆 一

 


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