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一緒に子育て 28 食育は空腹から

学校教育で食育が叫ばれ久しくなります。子どもたちの食事の形、内容が問題になり、生活習慣病の予備軍が子どもの中にいるとの指摘があり、多くの大人が驚かされました。

私が小学校勤務時代、給食センターの調理師さんをお招きして、保護者対象の研修会を持ちました。子どもの食事のいろいろな問題点の指摘と、その修正等を指導していただきました。

その後の質疑応答で、一人のお母さんが「お腹が空いとったら、何を食べてもおいしいのや」と、発言されました。私も全く同感です。いくら栄養豊かな食事が前にあっても、健康的な空腹がなければおいしくいただけません。空腹が何ももましての食欲につながり、食事をおいしきいただき、栄養として吸収されます。

3月中旬、5泊6日で四国88ヶ所の遍路道を歩いてきました。1日30キロ前後、7,8時間の歩行になります。まさに空腹を感じさせてくれます。宿での食事は、一粒のご飯が明日の一歩つながる思いになります。従いまして、ご飯一粒も余さずに食べ、焼き魚、煮魚も丁寧にむしり食べます。まさにもったいないの精神です。

因みに、今回の遍路は36番札所青龍寺から足摺岬の38番金剛福寺までの区切り打ちでした。37番岩本寺から38番までは90キロあります。


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