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日: 2021年7月21日

丹波里山便り 日本の蜂蜜について

ニホンミツバチの養蜂用の巣箱はいろいろありますが、私は通常重箱と言われる巣箱を使用しています。写真は、一番下からレンズを上に向けて写したものです。巣が見えないびっしりと蜂が屯しており、大変勢いのある群れです。

今春取り込んだ蜂は、密集め花粉集めが盛んで、例年以上に巣が伸びて7月初めに採密をしました。早速、7月17日に開催された西宮神社の手づくり市に出しました。多くのお客さんに買っていただきました。

その折り、日本ミツバチの蜂蜜の説明をしますが、国産蜂蜜は全て日本ミツバチから採ったものと思われている方が居られました。日本で養蜂されているほとんどの方は西洋ミツバチを飼育しその巣から蜜を採集しています。西洋ミツバチの方が蜜を集める力が日本ミツバチに比べて、圧倒的にに優れており、日本の養蜂家は明治の初めに西洋ミツバチに切り替えました。従いまして、国産イコール日本ミツバチではないのです。

養蜂家が減少して、輸入が増えています。日本古来の日本ミツバチを飼う人の少なくなっています。日本ミツバチが飛び交うことはその地域の自然が健全だと言われています。

「日本ミツバチが日本の農業を救う」の本から引用します。日本ミツバチの蜂蜜は年に1回採集するので様々な花の蜜が混じり百花蜜と呼ばれる。そのため、日本ミツバチの蜂蜜には、西洋ミツバチにはない芳香な味がする。また、各種ミネラルの含有量も高く、胃や肝臓に対する薬効もある。

このような特徴があり、手に入りにくい日本ミツバチの蜂蜜をどうぞ味わってください。


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