100歳の詩人、柴田トヨさんが1月20日、逝去されました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
子育て支援関係の講演会で、しばしば「貯金」という詩を参加者の方々に紹介しました。 次のような詩です。 私ね 人から やさしさを貰ったら 心に貯金しておくの さびしくなった時は それを引き出して 元気になる あなたも 今から 積んでおきなさい 年金より いいわよ
子どもたちは、これからの長い人生の中で、様々なトラブルに出会うことでしょう。親や周りの大人がサポートできる時とそうでない時があります。おそらく子どもたち自身が、自分の力で乗り越えていくことの方が多いのではないでしょうか。すなわち自分の潜在的な力を発揮するわけです。潜在的な力を発揮するためには、過去にどれだけ自分の引き出しに「やさしさ」があるかにかかっていると思います。
すなわち、自分の引き出しにたくさん「やさしさ」を貯め込んでおけば、将来の力になるわけです。そのためには、子どもたちに、できるだけプラスのメッセージを送ることが大事です。このような意味をご理解いただくために、この詩を引用させていただきました。
柴田トヨさん、有り難うございました。