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一緒に子育て 50 人間、歩けるもんや(四国歩き遍路) 1

歩くこと、外で身体を動かすことが人間の基本、本能、また成長のエネルギーと確信しています。というような屁理屈めいた持論で歩き遍路について書きます。

4月23日から29日までの7日間、四国の札所を歩いてきました。今回は、愛媛県松山市内にある51番札所石手寺から西条市の64番札所前神寺まで打つことができました。正確には、65番三角寺6キロ手前の予讃線伊予三島駅までの148キロを、5日半で歩きました。

すでに何回か四国に渡り、1番から51番までを終えています。写真は遍路道にある石像です。お天気にも恵まれこのような道を歩けるのは、とても幸せな気分になります。しかし、お遍路道は、平坦な道ばかりではありません。今回でも58番の仙遊寺は標高255m、60番横峰寺は745mの山中にあり、まるで登山になります。人里離れた登山道を誰に会うことなく黙々と歩きます。P1020376

山の中でサルを見かけましたし、渓流には魚が泳いでいます。このように景色を味わえる余裕のある時と、歩き疲れて1分でも早く宿に着きたい時もあります。

宿に着けば、何はともあれお風呂です。朝7時くらいから歩き始めますので、大体4時前には宿に着きます。平均して1日30k前後歩きますので、疲れた脚には風呂が最高です。もっと最高なのは、入浴後の冷たいビールです。

私がお遍路を始めたのは、歩くことが好きということと、小学校2年生まで四国にいたこと、それに日本人の平均的な仏教心です。ウオーキングの延長みたいに始めたお遍路ですが、ある時農作業帰りの老婦人に出会ったところ、そのご婦人は頭に被った手ぬぐいを取られ、遍路姿の私に対して丁寧にお辞儀をされました。それ以降、「中途半端な気持ちで歩いたらアカン」と思いました。

札所に着いたら、本堂と大師堂に御札を納め(昔は、木製の札を柱に打ち付けていました)、般若心経を唱えます。そういった手順を丁寧にやっています。次回は、外国人のお遍路さんtぉうに触れたいと思います。

 

 

 


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