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月別: 2016年1月

丹波里山便り

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平成28年1月24日の写真です。私の山小屋・工房は、兵庫県丹波市春日町柚津にあります。一般道から40mほど入ったところの建てました。この日はこの冬一番の寒波で予報通り降雪がありました。およそ6センチほど積もっていました。前日から小屋に泊まり、木ろくろで器を削っていましたが、晩の寒さはやはり相当なものでした。

しかし、2枚目の写真のように小屋内には大型の薪ストーブを設置しています。薪は、チェンソーで切ったり斧で割れば無尽蔵にありますので、ガンガン薪を燃やせます。もともと、薪ストーブにあこがれており、小屋を建てたのも薪ストーブを置きたかったからです。

作業終了後は、ストーブの前でちびりちびりとウィスキィーをなめながら、好きな本を読むのが至福の時です。晩は物音一つしません。

獣は、シカ、イノシシ、タヌキがおります。シカは、糞があちこち散らばっています。イノシシは、タケノコの被害ですぐ分かります。タヌキは数年前に子ダヌキを見かけました。         次の山での作業は、シイタケとナメタケの菌植えです。


一緒に子育て 67 子どもと自然との触れあい その2

一緒に子育て65で、子どもが自然と触れ合うためには、周りの大人のあり方が大事だと述べました。

今回は、私がスクールカウンセラー時代にお目にかかった、ある保護者の方について述べます。周りに里山が広がる自然豊かな所で育ち生活されていました。子どもさんのことで私の元に来られました。話が一段落したとき、ご自分の子ども時代のことを思い出され、次のようにおっしゃいました。「不登校気味の中学生の頃、学校に行くのが嫌で近くの山に入り、木登りで時間を過ごしていた」、とのことでした。その話し方、表情は大変穏やかな感じを受けました。

この方の性格傾向として、一概には言えませんがお話ししている中で、ナイーブで大勢の中で過ごすのが苦手な感じを受けました。言わば、多人数の中では「傷つきやすい」、といえます。カウンセリングの世界にいますと、「人は人によって傷つき、人によって癒やされる」ことを実感しますが、「人は人によって傷つき、自然の中で癒やされる」ことをこの方から学びました。お話を聞いていて、一人で山や木に溶け込んでいるかのような感じを受けました。

私たちは、山や海、川に出かけます。その時、何をするでもなくふっと瞬間的に自然に溶け込む感じをする時があります。私の体験では、前後に人が見当たらない山道を歩いている時、海に潜り身体が浮き上がらないように、岩をつかんで周りを見ている時に、そのような感じをしました。そのシーンを思い出しますと気持ちが安らいできます。

仲間と大勢で出かけて、海遊び・川遊びもそれはそれで大変楽しいものです。しかし、溶け込む、触れあう実感は、やはり静かな雰囲気でしか味わえないのではないでしょうか。家族で子どもさんを連れて海、山に行った時そのようなワンシーンを作るのも如何でしょうか。

人それぞれの体験の中で、気持ちが安らぐ思い出があるでしょうが、自然との触れあいもその一つではないです。

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臨床心理士・元スクールカウンセラー  鈴 木 隆 一


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