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月別: 2015年12月

一緒に子育て 66 伝統行事

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以前にも紹介した新聞の読者投稿川柳に「やってたな 一家総出の 大掃除」があります。大昔でなく少し前にあった、家族や地域の伝統行事がいつのまにか廃れたことを詠んだ句です。生活様式、家族構成、地域状況、親戚との付き合い方等々でこれら行事が変化しても当然です。「昔はこんなこともあったのに」は単なる郷愁で無い物ねだりになるでしょう。

とは言いながら、大掃除の箇所を「お餅つき」「お節づくり」「初詣で」「お墓参り」等々に変えてもすべてに当てはまるのではないでしょうか。少し前まで、自分の用事を優先して、あれだけ一生懸命に家族が一緒に過ごした時間がなくなっていることは、気になることです。

私の趣味で、写真のようなお餅つきを続けています。小さい子どもたちにも参加して貰っています。つきたてのお餅の美味しさ、蒸しただけの餅米の味、薪を燃やすことのおもしろさ等々、子どもたちは新鮮な印象を持ってくれます。

先述しましたように、これら伝統行事を続けることが難しくなっています。それに変わる自分の家族の行事を作り出すのも如何でしょうか。大きくなった子どもたちに思い出になるはずです。.こんなことを幼稚園の研修会で話したところ、あるお母さんが、「自分のところでは、毎夏友人一家とキャンプに行っている」と話されました。そうです、いわゆるお餅つき等の伝統行事でなくても、新しいその家族だけの伝統行事を作り上げればいいのです。

それにしても、子どもたちは火遊びが好きです。団扇であおいだり、火吹き竹で空気を送っています。私の山小屋に大人が来れば、薪割りを一番好んしてでくれます。いずれも人間の本能を呼び覚ますようです。

感想、質問をお待ちしています。                                 臨床心理士・元スクールカウンセラー  鈴 木 隆 一


里山通信 モズのはやにえ

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写真の中央に、カエルがはりつけのようにぶら下がっています。少しグロテスクな感じですね。写真では分かりませんが、カエルはひからびています。子どもの頃、野原でよく見かけることがありました。

「モズのはやにえ」といわれています。モズが冬の食料確保のため、枝の先端に取ったエサを突き刺し保存する、食べる時動くエサを固定する、あるいは本能的な行動等々、いろいろ説があるようです。カエルのほかにトカゲもよく見かけます。

里山での自然の営みです。私の山、丹波春日柚津での一コマです。


一緒に子育て 65 子どもと自然との触れあい

子どもが育つ中で、自然との触れあいの大切さ、必要性がよく言われています。野山や川で思い切り身体を動かすことで、虫や小動物、草木と触れ合う、季節の移ろいを感じることが出来るわけです。昭和の時代には、わざわざそのような理屈をこねなくても、室内での遊び、テレビ、ゲーム等がなかったので、外遊びしかありませんでした。庭先や路地で遊び、近くに川や野原があればそこも格好の遊び場になります。思い出せば、その遊びは缶蹴り、鬼ごっこ、かくれんぼ、コマ回し、たこ揚げ、縄跳び等でした。一人でなく必ず多くの友だちが周辺にいました。多くの大人は、そのような場面を思い出せるのではないでしょうか。

新聞の読者投稿の川柳に「それぞれに ゲームするなら 来なくても」がありました。思わずにたっとなります。子どもの一人遊び、室内遊びの弊害も言われて久しくなります。

そこでこれら弊害を何とかするため、いろいろな取り組みが、幼稚園・保育所・学校・地域行われていることも周知のことです。

先日、丹波地方のあるこども園の保育を参観する機会がありました。積極的・意図的に保育を勧めている園と聞いていました。参観の冒頭、園長先生から挨拶がありました。そこで強調されていたのは、ごく身近にある自然との触れあいを、積極的に取り入れていることでした。その背景には北欧のある国で提唱されている考え方を参考にされていました。

北欧ですから、周りに自然環境が一杯あるわけですが、子どもたちはそこで遊ぶことも少なく、時には自然に帰りにくいゴミ等が見受けられることもあるそうです。このことは、その園がある丹波地方と全く同じというわけです。少し脚を伸ばせば里山、林、森があるのに子どもの遊びに行く場所にはなっていません。私も自分の工房がある山を丹波に持っていますので、そのことは実感できます。クヌギの木にカブトムシ、クワガタが群れていますが、虫取りをする子どもの姿はあまり見かけません、小魚が泳いでいる川にも子どもは網を持っていません。

従いまして、保育者の方から意図的にしかける必要があるわけです。その園は、それを実践されていました。歩いて数分のところに林がありますので、場所的にも恵まれています。

これらの取り組みは、時としてそのときだけのイベントとして終わることが多いですが、この園は継続的に保育の中に取り組んでいることが評価されます。

更にいえば、その保育をする大人が、心の底から自然との触れあいを好んでいるかも大事です。子どもは、一番身近で信頼のおける大人の動向に左右されることが多いです。保育者よりか保護者の方が身近です。両親が、祖父母が好んで自然の中に身を置くことで、子どもたちも自然との触れあいが、意図しなくても出来るわけです。イベントでなく日常化したいものです。

市街地でもその気になれば、ちょっとした自然は見つけられます。


里山通信 栗の木の紅葉

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私の山(丹波市春日町柚津)の一風景です。10年ほど前に植えた栗の木が大きくなりました。数年前から実がつき始めました。昨年はたくさん収穫できました。栗ご飯が美味しかったです。この写真は12月初めに写しました。2本写っていますが、右と左の木では同じ栗でも紅葉の度合いが違います。左はすっかり茶色ですのに右はまだ青々としています。

手前に青いネットがありますが、実のなるころには木の周りに巡らします。イノシシ対策です。丹波での作物作りは大変です。

栗の左側に竹やぶがありますが、タケノコのシーズンには、まだ地中のおいしいタケノコをイノシシが掘り出します。その穴は深さ50センチほどになります。

丹波ではおいしい物を収穫するには余分な労力が必要です。

 


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