ぎゃらりー鈴ブログ>

月別: 2018年3月

鈴鹿山脈藤原岳登山 福寿草咲き乱れる

かねてから花の名山といわれている、鈴鹿の藤原岳に登りたいと思っていました。テレビで福寿草が咲き始めたとの報道があり、3月27日に登ってきました。鈴鹿山系は、滋賀県と三重県の県境にありますが、多くの登山口は三重県側にあり、何となく遠い感じを受けていました。この藤原岳登山口も三重県のいなべ市にあります。普段余り馴染みのない四日市市や桑名市の標識を見ながら車を走らせ、いなべ市西藤原から登りました。

クマに注意の標識を見ながらのなかなかハードな登りでした。9合目近くからお目当ての福寿草が見られ、時には群生しており見事でした。わずかに残雪もありました。頂上はカルスト台地の様相で、白い石が点在し景色に彩りを添えていました。天候にも恵まれ、適度な登山者もおり快適な山行でした。

100名山を終えてから、また年齢のこともあり、少し登山意欲が減少しましたが、無理のない程度に楽しみたいと思えました。

ゆっくり余裕を持って楽しむためには、前泊した方がいいのかなぁ、との感想です。

 


丹波里山だより シイタケいっぱい

寒い冬もシイタケは出ていましたが、気温が上がり降雨があると、このように肉厚のシイタケが一挙に出てきます。この原木は2年前に菌を植え木陰に並べたものです。たくさん採れた時には、干しシイタケにします。今年も菌を植えました。ふた夏過ぎれば、シイタケが出てきます。

これからますます気温があがると、ワラビ、タケノコ、タラの芽、コシアブラ等々山菜が次から次と採れます。春は自然の恵みが多い時でこれからが楽しみです。


猪名野神社の市に出店 

3月17日(土曜日)、伊丹市宮ノ前の猪名野神社において「古本とクラフト&アート・雑貨」が開催され、ぎゃらりー鈴も出店しました。地元のクラフト展ですので、毎回出店しています。今回は5回目で、次回は5月17日(木)に開催予定です。

写真ではお客さんが余り写っていませんが,正午前からは人出も多くなりぎゃらりー鈴のメーンの品である生活漆器もたくさん買っていただきました。

その他の商品では、孟宗竹で作った「コッポリ」が人気でした。また木の枝で作った「鉛筆」も相変わらずよく売れました。

漆器は、日本伝統文化であり日常生活で使用していただきたく、堅牢・安価をモットーに今後も広めていきたく思います。

今後の出店予定は次の通りです。                              3月24日(土) 神戸湊川公園                               4月21日(土)・22日(日) 明石城公園                          4月28日(土)神戸湊川公園

ご来場をお待ちしています。


一緒に子育て89 犯罪被害者支援研修に参加してその2 罪の意識があるのか?

次回に続いて見出しの研修会に参加しての感想を述べます。

講師が述べられたことと、過去私が保護観察官、保護司としての経験をダブらせての感想です。 警察の関係者が、管轄の中学校へ出かけ生徒への講話を続けた結果、明らかに非行件数が減少したとの報告がありました。生徒に強調されたのは、万引きも法律の解釈からちゃんとして罪になる、追いかけてきた店員さんを振り切り、その店員さんが転倒して怪我をすれば傷害という罪になる、等々を丁寧に法律、刑法に照らし合わせて説明されたそうです。その罪、非行の結果、警察、検察、鑑別所、家庭裁判所、少年院等々を経て、償わなければいけない等も子どもたちは知っているでしょうか。

スパーやコンビニでの万引きの件数は相変わらずの状況です。よく言われているのは「罪の意識が希薄」ということです。補導されたり警察へ被害届を出されるのは、運が悪かったぐらいの意識です。皆がやっている、捕まらなければよい、という認識が多いようです。

その意識が万引きに止まらず、バイクの無免許運転、バイク窃盗、信号無視等々へ拡大します。これらも皆がやっている、捕まらなければよいレベルではないでしょうか。要するに自分らの行為が法令違反という認識がなく、言わば流行、ファッション程度の軽い気持ちで行われます。

私の保護観察対象者であった中3A君もその典型でした。すでに良好解除されて相当年数経ちます。A君も数度の万引きで生徒指導の先生から何度か指導され治まりましたが、仲間内でバイクの運転がはやり、その流行の流れで無免許運転へと進んでいきました。              まさに、皆がやっている、見つかっていないレベルの意識で、その行為が法令違反である、悪いことをやっている意識はほとんどありませんでした。意識というより知らないといってもいいと思います。いわば彼らのファッションなのです。

これらの意識を危惧した警察関係者が、法令に準拠してきちっと説明、解説することで、非行件数が減少したことは、時宜を得た教育と感じました。

感想、ご意見、質問がございましたら、yc-suzuki65@bcc.bai.ne.jpで送信して下さい。

臨床心理士・元スクールカウンセラー  鈴 木 隆 一


一緒に子育て 88 犯罪被害者支援研修に参加して 被害者の声「未然に防げたのでは?」

平成30年1月と2月に、6回にわたり京都犯罪被害者支援センターの研修に参加しました。そこでの電話相談や、面接での支援のボランティア活動をしてみたい、と考えてのことです。過去、臨床心理士として様々なクライエントを対象に、カウンセリング活動や心のケアの活動を経験しましたが、今回は初めての分野で新鮮な印象をいろいろ受けました。

一番印象的だったのは、少年犯罪の被害者当事者の声でした。過去にも、臨床心理士の研修会で、高校生の息子さんが友人の暴力で殺された母親の話をお聞きしたことがありました。

今回講師を務められたのも、面識のない16歳の少年から一方的に暴力を奮われ、殺された高校1年生の息子さんの母親Aさんでした。いろいろ語られた中で、現在保護司である私に耳の痛い内容がありました。

それは、犯罪被害者を出さないようにして欲しいと言うことでした。Aさんの息子を殺した犯人は、過去いろいろな少年非行を繰り返していたそうです。具体的には語られませんでしたが、類推するに、万引きや暴力事件、無免許でバイク運転等々ではないかと思われます。Aさんが強調されたのは、万引きや暴力事件が軽いとは言えませんが、そのレベルの段階で対応・保護・指導をきちっとなされていれば、重篤な非行や犯罪に至らなかったのではないか、ということでした。

確かに、保護観察対象者として私たちが出会う少年や大人の中には、非行犯罪を繰り返してきた人たちがいます。保護観察を終了した少年が再度事件を起こして、家庭裁判所の審判で少年院送致になるケースもあります。大きな事件の前の小さな事件で少年が立ち直ることできれば、Aさんのような被害者を出さなくてよかったでしょう。この犯人も、過去中学校や警察署等々でいろいろ保護や指導を受けてきたでしょう。保護観察を受けていたかも分かりません。

一度、非行に陥った少年の立ち直りには、本人に道徳性や規範性を身につけるように指導すること以外に、多方面の対応が必要です。                            Aさんの息子さんを殺した少年は、過去どのようなサポート受けたのか気になるところです。

ご意見、感想、質問がございましたら、yc-suzuki65@bcc.bai.ne.jp で送信して下さい。

臨床心理士・元スクールカウンセラー  鈴 木 隆 一


丹波里山便り 狐の死骸

丹波春日の私の山には野生動物がいます。先ず猪です。実際に姿は見ていませんが畑や果樹を植えた周辺をほじくり返し、t地中のミミズや虫を探した後をよく見かけます。まるで耕耘機をかまたようです。タケノコや栗を食べた後は歴然と分かります。鹿は夕方奥の方で鳴き声を聞きますし、特徴のある丸い糞をあちこちで見かけます。子タヌキ、ウサギも見たことがあります。                     キツネは近所の竹やぶに住んでいることを聞いたことがあります。今回の死骸は、見たところ成獣のようで外観からして傷もなく、腐食の気配も見られませんでした。他の動物に食い荒らされた後もありませんでした。歯も立派に生えそろっていました。死んだ原因は何でしょう?

深い穴を掘って埋めてやりました。以前、ネズミの死骸を埋めたところ、翌日、きれいに骨だけになった死骸を見つけました。多分、テンの仕業ではないかと思います。できるだけ深めの穴を掘り埋めた後に大きい石を置き埋葬しました。

一時の寒さも去り、山は一気に春を迎えようとしています。


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