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月別: 2018年10月

丹波里山便り ナメタケ豊作

山には適当に日光を遮断する場所があり、当初よりシイタケとナメタケを栽培しています。菌を植え込む木を用意して、それぞれの菌を打ち込みます。ふた夏を過ぎた頃より、キノコが発生します。

木は山にあるクヌギを切ったり、ホームセンターで購入します。それに菌を打ち込む、並べる等はそこそこの労力が要りますが、写真のような情景に接しますと、しんどさを忘れまた菌打ちをしたくなります。

他の木には小さなシイタケが出はじめました。

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西条祭り

愛媛県の東予地方に西条市があります。そこで町を挙げて行われるのが西条祭りです。このような山車80数台が2日間にわたり太鼓、鉦の音、伊勢音頭と共に街を練り歩きます。

私はこの町に小学校2年生まで暮らしていました。小さい頃ですのでそれほどの関わりはありませんでしたが、学校も休みになり、心わくわくする気持ちはいまだに残っています。人には原風景がありますが、私にとればまさに西条祭りがそれに当たります。

1枚目の写真は、みこしといいますが子どもの頃は、これが疾走するのを見るのは怖いもの見たさでした。迫力があり木の車がギシギシと音を立てていました。

何時までもこのお祭りが続くことを願っています。


一緒に子育て 93 いじめと自尊感情

いじめ関連のある会での討議の中で、単なるいじめ件数の上下に関心を寄せるのではなく、子どもたちの「自尊感情を高めることが大事」との発言がありました。私も全く同感でです。

いじめは教育の世界、学校現場、学校集団で起こることが多いです。学校社会の社会病理とも言えます。そうしますと、単にいじめをなくすだけでなく学校の機能を修復する、本来の正常な形にすることが子どもの発達成長に大事なことです。子ども成長や発達が阻害されていることが、学校の社会病理につながるかも分かりません。

学校の機能をより正常化することの大きな一つに、分かる授業の推進と共に「自尊感情を高める」ことがあると思います。学習活動にもついていけない、部活動で自分の力を十分発揮出来ない、友だちともうまく付き合えない、等々が重なると自尊感情どころか、自己否定感が増幅します。

更に、そのような状況を理解してくれ、応援してくれる人がいなければ、自暴自棄にもつながります。結果的に生徒指導上の問題を起こすか、いじめターゲットを見つけ攻撃にもつながります。

大人になった発達障がいの人が次のような発言をされました。「学校時代にたくさんのいじめを受けたが、いつも穏やかな人は自分を攻撃してこなかった」。いつも穏やかな人とは、自尊感情も持っていると考えられます。その反対に、険しく不安定な表情の人とは、自尊感情が持てていない、自己否定感が存在すると考えられます。そのような人は、弱い者いじめというしがない行為で自分の存在感を発揮するしかないのです。

勉強も苦手、運動も苦手、友だちもいない等々の子どもたちの心情を理解し、寄り添い、少しの成功体験を共にすることは、どれだけ大きな応援になることでしょう。

失敗体験の積み重ねで不登校になった中学生が、自分のことを理解しようとしてくれた一人の先生の存在で立ち直った相談ケースを経験したことがあります。「理解してくれた」のでなく「理解しようとしてくれた」なのです。自分を理解し支えてくれる人の存在が、自尊感情にもつながるのです。

臨床心理士・元スクールカウンセラー  鈴 木 隆 一

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御嶽山 慰霊登山

 

4年前の9月27日に木曽御嶽山が大噴火しました。58名の登山者が犠牲になり、今だに5名の方が不明です。

私はこの山には思い入れがあります。3000m越す山の中では比較的登りやすい山で、春夏秋冬10回程登っています。初心者も連れていったり、冬は途中まで山スキーにシールをつけて登ったこともあります。一面の雪景色の中に動物の足跡を見つけたり、雷鳥の親子を見たこともあります。

そんなことから、4年前の噴火による遭難は、まったく人ごとではありませんでした。機会があれば慰霊の登山をしたいとずっと願っていました。

噴火4年にあたる27日を前にした9月26日から10月8日まで、黒沢口登山道を解除されるとの新聞報道を見て、10月2,3日に行ってきました。

御嶽山には宗教的なモニュメントや像が沢山あります。頂上のそれら像の首が無くなっていました。頂上直下の山荘も写真のように大きく破損していました。頂上のすぐ下には、真新しい慰霊碑が立ち花が供えられていました。私は、お線香を持って行ってましたので、それを供え手を合わせてきました。

山の八合目辺りから紅葉がきれいでした。天気に恵まれ、富士山はじめ、木曽駒の中央アルプス、近くには乗鞍岳、その向こうには穂高、槍の北アルプスも見ることが出来ました。4枚目の写真は乗鞍と穂高の写真です。4年前に遭難された方々も、同じような景色を楽しまれたことと思います。

それにしても、久しぶりの本格的な登山で、筋力の衰えは否めませんでした。増強はできませんが維持には努めたいことです。


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