ぎゃらりー鈴ブログ>

日: 2020年11月20日

ミツバチ箱 熊?に襲われる

日本ミツバチを飼育して相当年数がたちましたが、動物から被害を受けたのは今回が初めてです。先輩からの情報によれば、熊以外にもハクビシン、アナグマ、サル等の可能性もあるとのことで、熊と断定は出来ませんが、近隣の集落では目撃情報があり、その可能性が強いと思っています。箱は、斜面に置いています。写真のように倒され、中身の巣は残っておらず、相当離れた場所に転げていました。

山では、少しの平地に畑を耕し芋、野菜を植えています。一応ネットを張りますがイノシシが入り込みます。ミツバチの蜜源になる樹木を植えるとシカが新芽を食べる、イノシシが栗の実やタケノコを食べる被害は過去にもありましたが、今回のようにミツバチが襲われるのは初めてで、大変落ち込みました。

今シーズンは、夏の暑さによる巣落ち、アリの被害、スズメバチの被害を乗り越え、4群が残り無事冬越しでき来春の分蜂(巣分かれ)を楽しみにしていたところでした。

幸い一群れ(一箱)が、奇跡的に被害を免れました。その箱にボリューム一杯にしたラジオを置いて、近くのホームセンターから電気柵を買ってきてセットしました。

山に棲む動物たちも一生懸命に生きているのだと思います。今年は、熊の目撃情報が頻繁に報道され、その原因がいろいろ語られています。その中で、人間世界と動物世界の境が無くなった、との説が一番妥当だと思います。私が自分の山を手に入れ約20年来の経験で言えることです。近隣の里山を見ても、ほとんど利用されていません。すなわち人間が山に入っていないのです。よく言われるように以前なら、キノコとり、薪拾い、腐葉土にするための落ち葉拾い等で山を利用していました。それが、人間世界(里山)と動物世界(奥山)の境界を作っていました。また、山を少し出れば柿がたわわに実っており、一度それを口にした熊は学習します。

今後、ますます熊が人間世界に出没して、被害が大きくなると危惧しています。


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