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月別: 2020年12月

思うこと 高齢者施設での虐待     

高齢者の居住施設や精神科病棟で、利用者が虐待を受け、当局の捜査を受けている等の報道に接することが最近多い。高齢者の施設での虐待に、識者がその予防のためコメントをしていた。「施設スタッフのスキルと経験の不足」が原因と指摘していた。

そのコメントに何か違和感を感じた。スキルとは技術やテクニックの意味である。お年寄りを介護するための技術、例えば、食事特に流動食の食事介助時のスムースな方法であろうか。口を開いて貰うためのスプーンの運び方、嚥下して貰うための姿勢の介助等であろうか。これらは排泄時にも言えることであろう。スムースに事を運ぶ回数が経験であろうか。

感じた違和感とは、果たしてテクニックを向上させ、勤務の経験を積めば果たして虐待は防げのか、ということである。

「福祉の心」と言うような言葉が適当かどうか分からないが、高齢者に対する者が、高齢者にどのような気持ち、態度、姿勢で接するかが、スキルや経験より重要であると考える。

高齢者施設に傾聴ボランティアでお伺いしているが、人手不足の中で柔和な態度、言葉がけで飲み物を配っているスタッフを見ると、私たちさえ心が和むのである。利用者の方々を大事な人、もっと言えば尊厳の気持ちを抱いているように感じる。この態度が、虐待防止の一番重要なことである。

感想、質問等は yc-suzuki65@bcc.bai.ne.jp で送信して下さい。

臨床心理士・元スクールカウンセラー  鈴木隆一

 


日本ミツバチ クマ被害その2

丹波春日の山で日本ミツバチ飼育しており、3箱がどうぶつの被害を受け、破壊されたことを既にブログ投稿をしました。おそらくクマと思われますが断定できませんでした。

養蜂場にしている山と、車も通行する道を隔てて柿の木があります。毎年柿の実が良く実っています。この秋も沢山の実を付けていました。その柿の幹に写真のように明らかに分かる爪痕がついているのを見つけました。実は全て無くなっており、先端の細い枝は折れていました。おそらく、クマの体重に耐えられなかったのでしょう。

クマ出没のニュースと共に、クマが山すそや庭先の柿の実を食べに来ないようにするため、実を採り尽くすか木そのものを伐採するように、と言われるぐらいクマは柿が大好物です。

山すそや庭先に柿の実がたわわに実っていますが、食べられないままになっている光景をよく目にします。クマにとっても危険ですが、山を下りればドングリより美味しくカロリーもあるエサがあることを学習したクマは、ますます人間世界に侵入しないか、と心配しています。

慌てて電気柵で囲った一群れは。無事に過ごしています。そろそろ冬眠の季節でしょうか。

来シーズンが思いやられます。


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