7,8年前に丹波にある私の山にヤマモモの苗を植えました。1m位の苗が5,6mほどの大きさになりました.昨年に初めて花が咲き、実もつけました。そこそこで大きい実で食べることが出来ました。子どもの頃、学校帰りにわざわざ遠回りをして実を取ったことを懐かしく思い出します。
月別: 2016年3月
一緒に子育て 70 「一人、平気派」
このシリーズ16「子育て常識の嘘 その2」で「友だちがおらんのは、アカンことなんか」でも取り上げました内容です。「群れる弱さ」、「一人でいる強さ」の言葉でも対比させました。ある所で、ある事柄に関わり、一層このことを痛感しましたので、再度、取り上げたいと思います。
「一人、平気派」の言葉を使用しましたのは、中学生の保護者対象の講演会で,同趣旨の話をした時、感想文の中に「うちの子どもは、一人、平気派」と表現されていました。「一人でいる強さ」より「一人平気派」の方が穏やかな感じですので,今回みだしの言葉で使わせて貰いました。
さて、ある事柄というのは、小学校高学年女子児童のケースでした。小学校高学年といいますと、思春期前期の発達段階です。自分の性格、容貌等が大変気になります。また、周りの友人からどう思われているか、どう見られているか、自分の言動がどのように受け取られているかも,大変気になる年齢です。そのようなことを含めて友人関係にものすごく気を遣っています。もっといえば神経をすり減らしています。
その女子児童は、もともと友だちづくりが苦手で、集団生活を始まった頃から、どちらかといえば一人遊びが好きでした。しかし、学年が進行するにつれて,自分のことや周りのことが気になり始めました。時を同じくして親や,先生から友だちづくりを勧められました。常識的なこととして、友だちはたくさんいた方がよい、友だち関係の中でいろいろなことを学べる、友だちがいないと社会性が育たない等々のアドバイスを受けました。それほどきつく言われたわけではありませんが、「友だちが少ない、一人でいる方が多い」自分の日常にマイナスイメージを持ち始めました。いわゆる自己否定感の始まりです。
彼女は,自分でもそこから抜け出そうと、友だちづくりでいろいろ試みました。自然発生的な友人関係ではなく,とても意図的ですのでそこにはいつもぎこちなさ、不自然さだけが残りかえってうまくいきません。保護者の勧めもあり地域の運動クラブにも入りました。世間では運動を通じて友人が出来る、助け合いの精神が育成される、といわれます。この常識にもなかなか反論できません。
もともと運動嫌いの彼女は、そこでもいわゆる皆の足手まとい的な立場になり、自己否定の感情を募らせました。このようにいろいろな努力、大人からのいろいろなアドバイスの実行も、ことごとくうまくいきませんでした。このことだけが原因ではありませんが、不登校傾向から本格的な不登校になりました。
さて、ここで問題にしたいのは、彼女の「一人の方が過ごしやすい」「一人で本を読むのが好き」「一人でこつこつ手芸する方が好き」等々の持って生まれた性格や持ち味を、なんでアカンものとして、周りがこぞって評価するのであろうか。積極的に否定はしていないが、長きにわたってマイナスのメッセージを受け続けると、じわじわボディブローとして効いてくる。
子育ての専門書や専門家も、ごく常識的にその論を勧める。多様化を標榜する学校教育でもそうである。あまりにも常識的すぎるので周りは反論できない。私のいう「子育て常識の嘘」である。
「本を読むのは、内面を豊かにするもんやで」、「こつこつ一人で物事に取り組めるのは、根気強さにつながるで」「群れて過ごすと、自分を見失うことになりがちやで」、となんでプラスの評価を伝えてやれなかったのか。そうすれば、少なくとも自己否定の気持ちを、持ち続けることはなかったと考える。
常識は、確かに常識で当たることが多いが、強すぎる常識の裏には、時には当てはまらないこともあることを考えたい。
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臨床心理士・元スクールカウンセラー 鈴 木 隆 一
一緒に子育て 69 広島中3自殺について
この数日、新聞、テレビの報道で広島県府中町立の中学校3年生男子生徒の自殺の問題が,盛んに取り上げられています。学校関係者、臨床心理士として見過ごすことが出来ません。この年齢で自ら命を絶つということは、誠に痛ましい限りです。残されたご遺族のお気持ちは想像するに言葉がありません。
報道によれば、万引きの事実や記録の手違いのようですが、彼に取れば単なる手違いということではすまされない人生の岐路に関わる重大な事柄なのです。先ず、このことから学校における生徒関係の記録、会議録が慎重丁寧に扱われなければなりません。また、過去何回か訂正の機会があったに関わらずそれをしなかったとも報道されていますが、複数の教員が関わると責任が分散されるという空気が漂い、結局誰の責任か分からなくなります。
間違った事実で進路指導が行われたことは、とんでもないことです。進路指導を行った教員は、自分の発言の重大性をどれほど認識していたかが疑問に残ります。希望に満ちた高校生活を夢に描いていたのが,断ち切られたのです。面対で話し合っていたわけですから、何らかの反応も読み取れるはずです。希望を断ち切られた生徒が、どんな辛い気持ちに陥るのか、どんなにショックなのかに何故寄り添えなかったのかが大きな疑問です。担任をしていたのなら,日常的に本人との接触もある訳ですから、本人の性格特性(想像するにナイーブ、繊細、優しい)を知り得ているはずですので、後のフォローをしなければならないはずです。
厳しい事実を突きつけられる、宣告される状態にあっても、それから受ける辛さを他者が理解してくれている、寄り添ってくれていることが分かれば、人は何とか耐えられますが、反対の状況に置かれると耐えられません。
おそらく全国的でしょうが、中学校ではけじめのある指導と共に、生徒に寄り添う、ということがいわれているはずです。今回は、事実誤認の問題と生徒の気持ちに寄り添っていなかった問題もあると思えます。
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臨床心理士・元スクールカウンセラー 鈴 木 隆 一
里山便り 春近し 蕗のとう
手づくり市 湊川公園
現在、手づくり市・クラフト展等に出展しています。定期的には,湊川公園、西宮神社が毎月です。不定期に全国のクラフト展への出展を予定しています。過去では、石川県にも出かけました。写真は、2月27日(土)の湊川神社の様子です。店舗が150店になる比較的大きなイベントです。
ぎゃらりー鈴の展示品は、生活漆器、炭アート、カッティングボード、流木ハンガー、トイレットペーパー立て、おもしろ木工等です。売れ筋は,写真にあります「山の鉛筆」「ママゴトセット」です。両方ともお買い求めやす値段に設定しています。ママゴトセットはヒノキの器3点で500円、鉛筆は1本80円です。どちらも子どもさん女性に大人気です。ママゴトセットは、クルミオイルを塗り重ね、自分専用のぐい飲みや豆皿ににされるお客さんもおられました。
西宮神社は第一日曜日、湊川公園は第四土曜日です。時間がございましたらお越しください。なお、3月の6日の西宮は都合で出展しません。




