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月別: 2021年1月

一緒に子育て 107 発達指数

先日小学校4年生児童の保護者から、発達検査の結果が分かって、それについての相談を受けました。発達指数が84だったが、今後の勉強の理解や、成績のことが心配、とのことでした。以前は知能指数と言っていましたが、現在はその言葉は使われません。いずれにしても84の指数は、100を基準と考えますと、少しの遅れ、理解する力がやや困難と言えるでしょうか。

潜在的な能力が84あるわけですから、84の力が顕在化出来るように援助することが妥当です。84あるいはそれ以上能力が発揮出来るようにするためには、どうするかが一番大事なことです。

子ども、人間の目に見える力、外見の力は、身体能力(走る,跳ぶ、見る,聞く等々)と知的能力(話す、読める、覚える等々)です。これらの力が成績として評価されるわけです。点数等の数字で表されます。私たちはその数字に大きく影響されます。

子どもの教育相談を受けていたとき、急に自転車に乗れなくなった、目が見えにくくなった、との相談を受けたことがあります。いろいろお話を聞く中で、その子どもにとればトラウマになるような出来事があった、とのエピソードがありました。子どものトラウマや精神的な不安定は、折角持っている,発揮出来ていた力を損なうことがあるのです。

親が子どもの辛い気持ちに寄り添うことで、相談のケースも徐々に回復することが出来ました。このケースは身体的能力に関してでしたが、漢字を覚えたり、算数の課題が出来たり等の知的能力にも影響することは当然です。気持ちが安定しており,穏やかな心を持つ、励まされることで意欲が出る等、気持ちの有り様が、本来持っているの力が、正当に顕在化されるかどうかに関わります。

この気持ちの有り様がより望ましければ、場合により84は当然、それ以上の能力を発揮出来ることにもなります。反対に、自分に自信を持てない、持たせてもらえない、いつもイライラしている等、マイナスの気持ちの有り様でしたら、折角の84の力も表出することは出来ません。

潜在的な能力の発揮には、気持ちの有り様というフィルターを通して外界に出てくるのです。

臨床心理士・元スクールカウンセラー  鈴 木 隆 一

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今年の冬の寒さは例年以上です。玄関脇に置いてあるメダカ鉢の水も厚く凍ることがありました。冬の寒さを楽しみの一つに写真の炭火があります。大きなテーブル中央に火鉢があります。お餅や干し芋、おかき等を焼きます。お酒の燗も付けます。

火は、人間らしさを取り戻せる感じがします。以前六甲山にハイキングに行ったとき、子どもたちのグループと一緒になりました。大きな広場で休憩中、子ども一番熱中した遊びは、飯ごう炊さんの残り火に木の枝や葉っぱをくすべることでした。

網に載せているお餅は、年末に我が家で杵と臼でついたものです。年末の我が家恒例の行事で、すでに40年ほど続いています。


今年もよろしくお願いします

新しい年も、新型コロナ感染に気を遣いながら迎えました。共々、この時期を無事に乗り越えたいと念じます。                    写真は、丹波春日の私の山です。車の後ろ約30m辺りに工房兼小屋があります。器作りの木ロクロ等の機械を置いてますが、泊まれるようにもしています。大きな薪ストーブがこの時期威力を発揮してくれます。感染拡大が気になるこの時期、逃げ場としては最適です。

この冬は予報通り寒波が来襲して、このような雪を2回経験しました。山の奥から引いています水も凍りました。

この寒さで、日本ミツバチも箱から出てきません。11時頃、陽射しが箱に当たって気温が6,7度になりますと少しですが出入りが見られます。花粉も付けて帰ってきます。蜜源になる花としては、ビワとサザンカくらいでしょうか。クマの被害を免れた群が、無事この冬を乗り切ってくれることを願うばかりです。

次回の手づくり市 西宮神社 1月17日(日) 10:00~


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