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一緒に子育て 102 児相門前払いに思う

数日前、神戸のこども家庭センター(児童相談所)に、深夜小学校6年生女子児童が助けを求めてきたのに、担当者が追い返したことがマスコミに報じられています。

多くの批判を受け、担当部局が謝罪をしています。そしてお決まりのように対応マニュアルの改正とか、関係機関との連携を見直すとかの提案が出されています。この種の問題が起こると、この二つの提案は決まり文句のように思われます。

果たしてそれで解決するでしょうか。もっと大事なことが抜けています。それは、この子どもの心情に一番最初に対応した担当者が、どれだけ寄り添えていたかということです。深夜に女子児童(中学生、高校生であっても)が家を出て助けを求めてきた、ということはどれだけ悩み抜いた結果なのか、どれだけ辛いことなのか、助けを求めるのはどれだけ勇気が要ったのか等々を考えたのか、という大きな疑問が残ります。

児相の担当者の前に一社会人であっても、このような事態は尋常でない、ということが分かるはずです。マニュアルがなくても、この子どもの心情に寄り添えば、大人としての行動があるはずです。

顔を見て話を聞くだけでも、勇気を振り絞って助けを求めてきたかいがあるものです。具体的な解決策を出すこともさることながら、一番大事なのは自分の辛さを誰かが受け止めてくれたことなのです。

相談機関が充実したり、それにふさわしい対応マニュアルが完備し、関係機関との連携体制がいくら取れようと、一番最初に対応した人間の感受性が一番大事だ、と強く思います。

質問、ご意見、感想がございましたら、yc-suzuki65@bcc.bai.ne.jp で送信して下さい。

臨床心理士・元スクールカウンセラー  鈴 木 隆 一


蜜を吸うメジロ

日本ミツバチを飼い始めて、山に蜜源となる花を咲かせる木を植えています。このビワも植えたものですが、一昨年辺りから花をつけはじめました。ミツバチも飛んできますが、このようにメジロもやってきます。

今、山ではビワの他ツバキも咲いています。花が少ないこの時期は貴重な蜜源になる花です。

山には、ヒノキが多いですが伐採して、栗、桜、梅、ブルベリー、等を植えました。それぞれ大きくなりました。その他、季節季節に草花も植えるようにしています。


ぎゃらりー鈴 新作品紹介

太い孟宗竹をカットして作りました。トイレットペーパーを入れて中の芯をを取り除き、必要な量をちぎってティッシュペーパー替わりに使用します。竹は、油抜きをして漆のめすりさびを塗ったのと、ミツバチの蜜蝋から作った蜜蝋ワックスを塗ったものがあります。

紙が不十分だった時代を過ごしたものですから、きれいなティッシュペーパーを何枚も何枚も箱から引き出す様子を見ていますと、なんともったいない、という気持ちになります。一番初めに買っていただいた人は、やはり年配の方でした。

出店の予定                                   ・2月29日(日) 西宮神社 10:00~16:00                ・3月20日(祝日) 伊丹猪名野神社 9:00~16:00

ご来店をお待ちしています。


日本ミツバチ養蜂

日本ミツバチに関わって数年経過しました。ある機関誌にそのことについて記事を書くように要請されました。振り返りと私の養蜂の意図に触れました。

ここに転載します。

日本ミツバチを飼育をはじめて4年になります。その間多くの失敗を重ねてきました。私は丹波春日に山を所有しており、漆器作り、木工作業用に泊まることも出来る小屋がありますので、そこを養蜂場にしています。昨年春の巣分かれ期に自然界の日本ミツバチを待ち受け箱に取り込むことが出来ました。                      昨今、昆虫が少なくなっているとか、ミツバチが減少しているとかのニュースに接します。「日本ミツバチが日本の農業を救う」の本の通り、ミツバチの存在は農業にも大きく影響します。また、自然界の健全度の指標にもなると言われており、飼育に一層の励みになります。                                   さて、昨年春に取り込みに成功したハチたちですが、全国的に大繁殖しましたスズメバチと、蜂に寄生するダニの被害を受け、逃去したり死去した群が出ました。特に黄色オオスズメバチは、巣の出入り口食い破り巣箱の中に入ります。私が所属する信州日本ミツバチの会から情報を得て、それぞれに対する対策をしましたが、後手に回ったり十分でなかったりで被害にあいました。                            幸い、数群れがこの冬を過ごせそうなので、春の活動期を心待ちにしています。日本ミツバチは洋バチと違い、1年に1回の採蜜で、いろいろな花から蜜を集め百花蜜といわれます。それだけに芳醇な味と各種ミネラルが含まれ、薬効もあるといわれます。日本ミツバチの蜂蜜はほとんど市販されていません。貴重は蜂蜜採取と、健全な里山づくりに今後とも励みます。また、虫や小動物との関わりは、子ども心を復活させてくれ、心をうきうきさせてくれます。

感想、ご意見は、yc-suzuki65@bcc.bai.ne.jp で送信して下さい。

鈴木隆一


一緒に子育て 101 イクウィメン

ある小学校の方々と連続して、学習会をしています。5,6人のメンバーで和気あいあいとした雰囲気で発言も活発です。                         テーマは、子育てや、夫との家事分担・育児分担についてです。とてもユニークな発言がありました。「ちょっと、旦那が子ども連れて外へ行くと、近所の奥さんが、お宅のご主人はイクメンやねー、というのに私が子ども連れて外へ行っても、イクウィメンとは言ってくれない」でした。この類いのことは一杯あるではないでしょうか。夫が買い物に行く、ゴミ出しをする等々です。イクメンという言葉が流行ったのは、それまで余りにも育児、家事に協力しなかった日本の男性を象徴しているのではないでしょうか。

これに関係した最近のはやりの言葉で、「名前のない家事」「見えない家事」があります。もっと言えば「名前のない育児」、「見えない育児」にも広げていけるでしょう。   先程の夫が子ども散歩に連れ出す場合でも、その前に子どもをトイレに連れて行ったり、季節に合わせた服を着せなければなりません。買い物も、夕食のメニューを考えそれにあわせた買い物リストを作る必要があります。ゴミ出しも、分別して袋に分ける作業があります。これらは、散歩に連れ出す、買い物に行く、ゴミ出しをする、というような見える家事、育児ではなく、見えない名前のない家事・育児ではないでしょうか。見える家事・育児より時間と手間が多く必要です。

家事・育児分担というなら、これら見えない家事・育児の分担も必要ではないか、というのがメンバーの心の叫び、心のモヤモヤと感じました。

この学習会でのもう一つの収穫は、和気あいあいの中で活発な発言がもたらしたのでしょうか、それぞれの家庭内での悩みも出されました。これこそこのブログの表題の「一緒に子育て」です。専門家のアドバイスより同じ立場同士の支え合い、ピアサポートですが有効です。

臨床心理士・元スクールカウンセラー 鈴 木 隆 一

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一緒に子育て 100 子どもの感動に一緒に感動しよう

子どもは、成長に従って視覚、聴覚等の感覚機能が発達して、周りの様々な事象を捉えます。捉えたものを指さしや、言語で周りに知らせます。その繰り返しが周辺の人、特に親とのコミュニケーションにつながります。捉えたものを周りに知らせたいのは、子どもなりに心を動かしたものでしょう。言い換えれば感動したものです。それに応えることにより、言葉の発達や気持ちのつながり、情緒の発達にも関係します。

先日、散歩をしていたとき、2,3歳くらいの子どもを連れた母子に出会いました。子どもが数メートルほど先を歩いていました。曲がり角で犬を連れた人に子どもが出会い、「いぬ、いぬ」といいながら得意げに母親を振り返りました。「僕が先に見つけたんやで」の感情がありありと分かります。大好きなお母さんに知らせたかったのです。

母親は、教育的指導が優先していたのか、家で色彩の指導をしていたのか、「~~ちゃん、その犬は何色?」と質問しました。

折角の子どもの感動が伝わらない、母親の返答でした。

「本当、犬がおったん。良く気がついたね、お母さんも見たいわ」が、子どもとズレのない、子どもが言いたかったことにつながる返事、とお思う一コマでした。

臨床心理士・元スクールカウンセラー  鈴 木 隆 一

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日本ミツバチの蜜蝋の利用

日本ミツバチでも西洋ミツバチでも、採蜜後に巣が残ります。その巣は蝋で出来ており不純物を取り除きますと、写真のようなきれいな蜜蝋になります。私は日本ミツバチの巣から蜜蝋を作っています。

この蜜蝋を利用していろいろな製品が出来ます。木工作家の方々は蜜蝋ワックスを塗装に良く使用されます。木目が美しく仕上がります。我が家ではクリームを作っています。洗顔後に顔や手に塗りますが、心持ちしっとりした感じです。

先日、2日連続で明石城公園のてづくり市に出店しました。1日目に蜜蝋を買ってくれた女子高校生が、2日目に蜜蝋を原料にしてリップクリームを作った、とわざわざ見せに来てくれました。通常のリップクリームの容器に入っており、きれいに仕上がっていました。

純粋な自然素材ですので安心して使用できます。簡単に作れます。皆さんも如何ですか。

今後の出店予定                                 ・11月17日(日) 9:00~16:00 伊丹猪名野神社の市            ・11月23日(土・勤労感謝の日) 10:00~16:00 西宮神社の市      ・12月22日(日) 10:00~16:00 西宮神社の市

ご来場をお待ちしています。


伊丹にも日本ミツバチ

今、我が家の小さい庭に、アシタバが花をつけています。以前からこの花にいろいろな虫が来ていました。最近、日本ミツバチも飛来しているのを度々見かけるようになりました。近所の空き地で咲いているセイタカアワダチソウの花にも、飛来しているの見かけています。伊丹にも日本ミツバチがいることが分かり、大変嬉しくなりました。

自宅近くには、伊丹台地の斜面や緑ヶ丘公園に木々が繁茂しており、その周辺に巣を作っていることが想像されます。

さて、丹波市春日町柚津にある養蜂場の日本ミツバチですが、黄色オオスズメバチの攻撃のため、昨日(11月6日)現在で計4群が被害にあいました。来期はもっと有効な対策を講じたい、と今から策を練っています。


丹波里山便り 黄色オオスズメバチ対策続き

日本ミツバチの天敵である黄色オオスズメバチ対策で、ペットボトルを利用した方法をこの欄で紹介しました。さらに今回はネズミ取り用のシートを使用しました。黄色オオスズメバチの習性で、仲間が困っていると側に寄ることがあるそうです。それを利用して、ネズミ取り用の粘着シートに、網で捕まえたスズメバチを引っ付けて置きます。それを見た他のオオスズメバチが、シートに飛来しますと強力な粘着性で飛び立てません。

スズメバチの活動も11月までです。もう少しの辛抱なので、ミツバチにも頑張ってほしいものです。それにしてもスズメバチのために、一群れ逃去したのはおおきな痛手です。本来なら、間もなく採蜜出来ていた群でした。


黄色オオスズメバチ襲来 一群れ被害

スズメバチの中でも最もどう猛なのが、黄色オオスズメバチです。養蜂場に行けば必ず巣箱の掃除を兼ねて点検に回ります。

写真は、オオスズメバチが巣箱の中に入ろうとして、巣門の出入り口を大きくしているところです。鋭い口で入り口の木をかじっています。周りにも、7,8匹のスズメバチが飛び回っています。見回りに必ず持っています、昆虫採集用の網で捕まえ踏みつぶします。彼らも子育てのためでしょうが、被害を防ぐためやむを得ません。

いつもは勢いの良い群で、巣門からの出入りが活発ですのに、一匹も見当たりません。すでに逃げ去ったかと思いました。スズメバチを捕獲した後、巣箱を覗いたところ上部にかたまって群れていました。

早速、スズメバチが入れないように、金網を巣門にかぶせ周辺にスズメバチ捕獲用のペットボトルをつり下げました。

この巣箱から、10m程離れた巣箱はミツバチは1匹も見当たらず、巣板だけが空しく残っていました。おそらく、スズメバチを怖れて一群れ全てがに逃げ去ったのでしょう。4月から世話をし続けてきたのに、本当に残念です。近くの木の洞にでも、新しい巣を作ってくれていることを願うばかりです。

ミツバチを逃げ去るとき、今まで溜め込んだ蜜をお腹いっぱいに吸い取ります。従いまして、空の巣板だけが残ります。せめてのも思いと、巣板を切り取り蜜蝋に加工しました。

今後の「ぎゃらりー鈴」出展予定                                 ・10月12日(土) 伊丹宮前祭り 宮前通り                    ・10月14日(体育の日) 猪名野神社の市 伊丹猪名野神社             ・10月27日(日) 西宮神社てづくりサーカス 西宮神社(えべっさん)

ご来店をお待ちしています。

送信は、yc-suzuki65@bcc.bai.ne.jp でお願いします。


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