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月別: 2015年11月

里山通信

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写真はナメタケです。1週間ほど前から盛んに出はじめました。シイタケのように出る期間が長くなく、いっぺんに出ます。食べきれなくて山の近くの農家の方々や、伊丹のご近所の方々にもプレゼントしています。                                   みそ汁に入れますと、そのぬるぬるした食感と、美味しさは抜群です。

毎年、シイタケとナメタケの菌を原木に植えています。山にクヌギの木がありますので、チェンソーで倒し適当な長さに切り揃えますが、斜面での作業ですのでなかなか大変です。しかし写真のように出てくれると嬉しさも大きいものになります。

今年も菌植えの季節になりました。2回夏を過ごした秋から収穫できます。


一緒に子育て 64 思春期の子どもとの付き合い方 その3

子どもがストレスをためたり悩みことがある時、親や担任の先生に話をする、またはスクールカウンセラーの先生に相談する、と勧めます。しかし、子ども側からすれば恥ずかしい、自分が弱い人間に見られるや、自分は変なのかなぁ等々の理由で相談したがらないものです。

そこで、私は身近な身体不調の風邪引きや腹痛を例えにとって、次のように話をします。「誰でも風邪を引いたり、お腹がいたくなるやろ。みんな、その時はどうする? お医者さんに行くやろ。それと同じように、ときには心も風邪を引いたり、熱を出す時もあるんやで。身体が調子悪くなるように、誰でも心も調子が悪くなる。生きている限り誰でも調子が悪くなって当たり前。何にも恥ずかしいことではない。そしてそのとき、お医者さんやカウンセラーの先生とこへ行くことも当たり前」                                         このように相談の抵抗を少なくするようにします。

講演会で次のような質問をよくいただきます。                       学校から帰った子どもの様子が普段と違い心配なので、こちらから問いかけた時「別に」の返事。またうるさがられる等々でさっぱり様子が分からない。この光景が手にとるようです。     この質問に正解はありません。ただ言えることは、親が過剰に反応しないことです。折角心配してるのに答えてくれない、等のマイナスの気持ちを持ったり、口にすることがないようにしたいものです。この「折角」がくせものです。「折角心配したってんのに」が少しでも伝わると、子どもはますます「ほっといてくれ」になります。

「好意の無視」という言葉を私はよく利用します。相手、このときは子どもを冷たい態度や気持ちでなく、押しつけがましくないプラスの態度、視線で見守ることです。「いつでもゆうといでや」「ちゃんと聞くからね」の態度です。                           親の悠然とした態度に子どもも安心し余裕を持ちます。結果的に、親に近寄り易くなります。

もう一つ大事なのは、このような反抗的な態度に親は動じないことです。親のおたおたには、子どもは腹立たしい気持ちを持ちます。たかが子どもの反抗です。うちの子も段々大人になっていくんやな、くらいの気持ちを持てればいいですね。

感想・質問がありましたら、HOMEのコンタクトかお問い合わせで送信してください。

臨床心理士・元スクールカウンセラー  鈴 木 隆 一

 

 

 

 


一緒に子育て 63 思春期の子どもとの付き合い方その2

このテーマは過去にもとり上げました。そのときにも触れましたが、子育て中の方々にとって永遠の課題でしょう。

招かれて講師の役をお受けしますが、「子どものストレスにどう付き合うか」の質問を先日の研修会でいただきました。マスコミ報道等で中学生の自殺が取り上げられますので、保護者の方々は一層神経質になられることでしょう。

人が社会で生活し、いろいろな人間関係をもちます。その中で、なにがしかのトラブルや軋轢にあいます。子どもであれば学校での友人関係、部活での先輩との関係、先生との関係、家庭では親との関係等々いろいろあります。勉強や成績のこともあります。

プラスになるものものもありますが、マイナスになるもの、すなわちストレスになるものも当然あるわけです。人が生きていく限り、ストレスをゼロにすることはできません。

ときには、ストレスをバネに頑張ることもあります。頑張るか、ダメージを受けるか、また、立ち直りが早いか、遅いかはまさに人それぞれです。この人それぞれの観点が大事なことです。同じようにストレスを受けても、何ともない子どもや早く立ち直った子どもを基準に、あの子は弱い、まだ甘えている等の評価は禁物です。

一般論は、この人それぞれを無視しがちになることがあります。このことに注意が必要です。

それを前提に「子どものストレスにどう付き合うか」に触れたいと思います。一番大事なのは、子どもが嫌なことにあった、そのことで辛い気持ちになったことを、表現してくれることです。表現し誰かに分かってもらえたことで、受けたストレスの多くが解消されます。一番辛いのは誰にも自分の辛さが伝わらないことです。誰かに共感的に理解してくれれば、頑張る気持ちも湧いてきます。

子どもの表現は拙いこともあります。特に思春期は直球でなくカーブで表現します。また、言葉でなく反抗的な態度でも表します。それに同調すると逆効果になります。大事なのは、子どもが嫌なこと辛いことを表現しやすい環境を作っておくことです。子どもからの言葉がけに、忙しい、後ででなく、なにはともあれ正面から向かいあうことです。いつでも聞いてくれる人の存在は、子どもにとって心強いものです。

例えば、友だち関係で辛かったことがあるとします。それに対して具体的で的を得た対応策は、そうあるものではありません。学校での生活や友だち関係は流動的です。一つの対応策が簡単に通用するとは思いません。具体策を教えなくても、分かってもらえた安心感をバネに、後は子ども自身が工夫することが多いです。

子どもが表現したとき「なんや、それぐらいで」や「それぐらいは、我慢せえ」は禁物です。

中学生への講話後の感想文に「私は、ストレスをためることがない。それは家族との触れあいがあうからだ」と表した生徒がいました。ストレスを表現する機会に恵まれているのでしょう。

次回に続きます。

質問、感想をお待ちしています。

臨床心理士・元スクールカウンセラー  鈴 木 隆 一

 


四国歩き遍路便り

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今回、2泊3日で84番札所、屋島寺から88番札所大窪寺まで歩き、無事結願いたしました。本当は通しで歩くことができればよかったのですが、40数日家を空けるのはとても無理で9回に分けて歩きました。一番長い日程は8泊9日でした。1日の歩く距離は大体30k前後になりました。

距離が短いから体力の消耗が少ないとはいい切れません。今回も1日目は約20kでしたが、屋島寺と次の八栗寺は標高200mの山頂にあります。2回のアップダウンを繰り返すので、相当厳しいです。まして、最後の札所大窪寺は手前で700mの山越えがあります。

前回の遍路便りでも記載しましたが、今回も欧米人の一人歩き遍路さんに出会いました。それも20代半ばのカナダの女性でした。一人で日本の田舎道、山道を歩くのですから、その勇気とチャレンジ精神に本当に感心します。お互いが片言の英語と日本語で会話をします。

歩き遍路がブームだと聞きますが、せいぜい1日に5、6人に出会うだけです。宿では一人だけのときもありました。

圧倒的に多いのは、バスツアーです。2、30人が声をあわせての読経には圧倒されます。

57番札所栄福寺の住職が書かれた「ぼくはお坊さん」が映画化され今上映中です。一度鑑賞ください。

写真は大窪寺です。標高が高いせいか紅葉が早いです。


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