ぎゃらりー鈴ブログ>

カテゴリー: 丹波里山便り

丹波里山便り ドクダミ茶

丹波春日、柚津の私の山では.、夏の初め頃から写真のようにドクダミが繁茂します。いわゆる雑草で刈り取りに苦労していましたが、10年ほど前からお茶にして利用しています。先ず根っこごと引き抜ききれいに水洗いして、大ざっぱに切り刻みます。それをネットに並べて風通しのよい日陰で乾燥させます。よく乾燥させないとカビが生えたりします。

ドクダミだけでは癖がありますので、我が家では麦茶と一緒に煮だして冷蔵庫で冷やします。すっきりと飲みやすい味になります。

昔から漢方では十薬といわれいろいろ効能が述べられています。乾燥したお茶でも、肌の改善、シミの予防、利尿作用、高血圧・糖尿病の予防、アトピーの改善等々の効能があるといわれています。

お茶にするまで若干面倒な作業ですが、折角土の下から生えてきて、白い可憐な花を咲かせアピールしていますので、恒例の作業にしています。先人の知恵に学びたいものです。


丹波里山便り 日本ミツバチ

日本ミツバチは西洋ミツバチに比べ、攻撃性が少ないと言われます。しかし、巣箱の点検や基台の掃除等で若干ストレスを与えることもあり、用心のため頭、顔にネットを被ります。      前回に日本ミツバチが飛び交う健全な里山に触れましたが、人工林が多い我が山も手入れが大変です。先ずシダとササの刈り取りです。このような斜面では機械が入りにくく、テ刈りになります。写真右上方には、ヒノキが多くはえています。ヒノキの大木の伐採は、技術的にも体力的にも段々困難になってきました。後方の雑木も密集しすぎており、徐々に間引きをするつもりです。

無理のない程度に、手入れをして日本ミツバチの飼育箱を増やすつもりです。

連絡は 鈴木隆一 yc-suzuki65@bcc.bai.ne.jp で送信して下さい。


丹波里山だより 日本ミツバチ飼育再開

私の山には栗を植えている斜面があります。5,6年前から栗の実を収穫できるぐらいになりました。その斜面に日本ミツバチのの箱を置きました。日本ミツバチの養蜂家から購入しました。基礎台の掃除、ダニ対策、スズメバチ対策等々結構世話が要ります。先輩のアドバイス、本等からの知識を参考に失敗しないように飼育をしたいと思っています。このように購入した箱以外に、今年の4月には待ち受け箱に自然の日本蜜蜂が入り、すっかり定着し元気の花粉や蜜を集めています。大変気分のいいものでした。

以前から、人工林から落葉樹の山にしたい、とささやかながら手入れをしていましたが、それが功を奏し日本ミツバチが飛び交う山になったと喜んでいます。

送信は、yc-suzuki65@bcc.bai.ne.jp でお願いします。


丹波里山便り モンキアゲハ舞う

山のつつじも盛りは過ぎましたが、つつじのミツを吸う2匹のモンキアゲハが、つかず離れず花周辺を舞っていました。春たけなわの風情です。

植物の勢いが盛んで栗も小さい花をつけており、新緑が日増しに濃くなっています。それに伴い栗の若葉には虫が発生して、柔らかい葉をどんどん食い荒らしています。また、下を見れば雑草や小笹が元気丸出しで刈り取りに苦労させられます。忙しくなってきました。

このモンキアゲハは、羽に白斑紋がある日本最大のアゲハです。


丹波里山だより シイタケいっぱい

寒い冬もシイタケは出ていましたが、気温が上がり降雨があると、このように肉厚のシイタケが一挙に出てきます。この原木は2年前に菌を植え木陰に並べたものです。たくさん採れた時には、干しシイタケにします。今年も菌を植えました。ふた夏過ぎれば、シイタケが出てきます。

これからますます気温があがると、ワラビ、タケノコ、タラの芽、コシアブラ等々山菜が次から次と採れます。春は自然の恵みが多い時でこれからが楽しみです。


里山便り イノシシのヌタバ

私の里山には谷筋から水が流れています。その水を上流でせき止めパイプで引いて利用しています。その小さい谷筋はいつも水が流れ湿っていることが多いです。写真は、その谷筋の脇にイノシシが作ったヌタバです。漢字では沼田場と書きます。イノシシやシカ等の動物が、体表についているダニ等の寄生虫をや汚れを落とすために、このような池というか水たまりの窪地を作って、身体を擦りつけます。大体の大きさは、長い方が約1m、短い方が約60cくらいです。身体を擦りつけきれいに出来上がっています。

写真には写ってませんが、周りは耕耘機をかけたように土が掘り返されています。イノシシはミミズが好物のようで、土を鼻で掘り起こし、ミミズを探します。そのために折角植えた果樹の下まで掘り起こすため、昨年はクルミの木とアジサイが被害にあいました。

作物を植えたところや果樹にはネットが必要で、中山間地で農業をされている方のご苦労が身にしみて分かります。


丹波里山便り 栗みのる

P1030277

待ちに待った栗が実りました。3日前には大きなかごに一杯収穫しました。知り合いやご近所にもお裾分けしました。子どもの運動会に栗ご飯を作るという便りもいただきました。秋にはいろいろ自然からの恵みがありますが、栗はその最たるものです。

昨年はイノシシの被害が大きかったです。ネットをしていましたが、押しのけて侵入し落ちている栗を食べていました。栗の皮が残っているのですぐ分かります。今年はそれに懲りて侵入しそうな所は2重にネットを張りました。今のところ被害はありませんが、油断はできません。度々春日まで行ってネットの点検です。

今後の手づくり展、クラフト展の予定                                 ・10月1日(日) 西宮神社

・10月14日(土) 京都平安楽市(平安神宮前)

・10月28日(土) 湊川公園


日本ミツバチ採蜜とその後の失敗

P1030239

本来9月が日本ミツバチの採蜜の最適期ですが、巣箱が巣板で一杯になり、やむを得ず8月中旬に採蜜をしました。初めてのことで、マニュアル通りに行いました。巣箱は春日の山に置いていますので、巣板を巣箱からはずし、ふた付きの入れ物に入れ自宅に持ち帰りました。自宅で蜜絞り器にかけて、蜜を採りました。向こう側の容器に巣板が入っています。手前の容器で、右側の絞り器から出てきた蜜を受けています。この蜜を布でこして不純物を取り除いて完成です。瓶に小分けして保存しました。

さてここまでは良かったのです。巣箱から巣板をはずす前に、新しい巣箱にハチを移動させるのですが、この移動が不完全だったのか、1週間後に新しい巣箱にハチがいないことが分かりました。移動させた数日間は、働きバチが巣門から出入りして花粉を運び入れているのを確認しましたので、うまく巣移しができたものと思っていました。考えられるのは、巣移しのとき女王バチが逃げたのではないかということです。女王バチさえ巣の中におれば、働きバチ、雄バチも巣の中に入るそうです。

蜜を採れた喜びがありますが、ハチに逃げられたのも大きなショックです。再度挑戦するつもりです。


もうすぐ、採蜜

P1030216

この箱ごと日本ミツバチ一群れを手に入れ、約1年経過します。時々、ふたを開けて内部を点検し異常がないかを観察しています。写真は約1月前のものです。手前がふたですが、ふた近くまで巣板(ここに蜜や、花粉を貯めたり、幼虫を育てます)が迫っています。巣箱が一杯になったら困るので、すぐに長野県の日本ミツバチ協会に尋ねました。手前の方へ巣箱を20c程伸ばすようにアドバイスを受け、その通り巣箱を伸ばしました。

伸ばして約1月経ちます。昨日内部を点検したところ、伸ばした巣箱にもすでに巣板を作っていました。追加した巣箱にも馴染んでくれていて安心しました。再度一杯になる前にいよいよ採蜜です。8月中頃に試みようと計画しています。

昨年、長野県で採蜜の様子を実際に見ましたが、割と面倒な作業でした。巣箱を伸ばすおりに箱を持ち上げたところ、すごく重くなっていましたので、蜜もたくさん貯まっているのかと期待しています。


里山通信  栗の木がピンチ

P1030188

栗の木に花が咲き、秋が楽しみと思っていましたが、一昨日、写真のように大きな虫が葉っぱに付いており、この木の葉っぱはほとんどがかじられていました。慌てて火ばさみでつかみ退治しましたが、手が届く範囲は限られており苦労しました。他の木にも付いており、枝を揺するとポタポタ地面に落ちてきます。

口に入るものですし、消毒はしたくありませんし、する方法も知りません。手作業で取り除くしかないものと覚悟し、山へ行くたびに点検するつもりです。

それにしてもでかい虫で、葉っぱも相当な量を食べているのでしょう。


top