5年前に、フジバカマの苗を数株植えました。 その株が増えて今年初めてこのように花が咲きました。 フジバカマの花にチョウチョのあさぎまだらが飛来することは知っていましたが、今年の10月はじめにに来てくれました。 優雅に飛ぶ姿は本当に美しく、身近に見ることが出来大変嬉しかったです。 蜜をいっぱい吸って、南の方へ飛んでいくものと思います。 来年の飛来を楽しみにしたいと思います。
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丹波里山だより 日本ミツバチ活動盛ん
今春、野生の日本ミツバチを手製の巣箱に取り込むことができました。写真のように、巣門にたくさん群れています。今から飛び立つ蜂と帰ってきた蜂が見えます。一番手前右側の蜂は後ろ足に黄色い物がついていますが、これは花粉で餌になります。
巣門上部にトタンの切れ端を付けていますが、夏から襲ってくる黄色オオスズメバチが巣箱に入ってくるのを防ぐためです。黄色オオスズメバチは強力なあごで巣門上部をかじり大きくして巣箱に侵入して、幼虫や蜂を食い荒らします。その結果全滅するか、蜂の群れが逃げ去ります。今は順調ですが、蜂の身体に取り付くダニ、蛾の幼虫の侵入、一昨年被害に遭った月輪熊等々、油断はできません。
これらに気をつけながら、希少価値の日本ミツバチの蜂蜜を無事採れるように頑張ります。
一緒に子育て 114 子育て常識の嘘5 友達をたくさん作りなさい
前回の続きです。一般常識として友達がたくさんいる方が、人生も豊かになり学校や職場でも友達培った社会性をいかせることができる、といういいぐさがあります。その常識の圧力で困っている子どもや保護者もいます。
保護者対象の子育てがらみの研修会や、小学校高学年、中学生を対象にした講話後の感想文を紹介、いたします。私は、「群れない強さ」の言葉が好きです。
・「長女は6年生ですが一人でいることが多く、一緒に遊ぼうと言えない子どもでした。きっと無理とかどうせ遊んでくれないという感じでした。でも一人でもできる、一人でも大丈夫な子になっていたのかな。先生の言う群れない強さが身についたと、とてもうなづける話でした。今では自信がついたのか、一緒に遊べる友達も増えてきました」
・「友達関係の話を聞いてびっくりしました。私は幼稚園の時の先生からずっと、友達は多い方がいい、と言われてきたからです。だから友達街いっぱい友達がいっぱいいたらいいな、と思っていました。でもいっぱいつくらなくてもいいと聞いて、ホットしました。とてもいい話だと思います」
幼稚園や学校時代にたくさんの友達と過ごすこと、上手に友だちと付き合えることが将来の社会生活、職場生活に有効に働くと言われますが、それが欠けたとしても決定的なマイナスにはなりません。
あまりにも強迫的で画一的な価値観で子どもに迫るのは、かえって友だち関係が苦手な子ども、その保護者を困らせ、失敗体験を積み重ねるだけになります。
一緒に子育て 113 子育て常識の嘘4 友達をたくさん作りなさい
子育て現役の親たちは、自分の子どもが学校や幼稚園で友達を作っているか、気が気ではありません。その影響を受けて、子どもたちも友達がいないのは、いけないこととて神経を使っています。それに拍車をかけるのが「友達一〇〇人できるかな」の歌です。 更に、私たちは友達がたくさんいる方が社会性をはぐくみ、将来大人になっても役に立つという幻想をもっています。それらが暗黙のうちに子どもや親に圧力をかけます。
持って生まれた性格、持ち味で自然に友人関係を上手にできる子どもと、苦手な子どもがいます。中には、発達障害傾向の子どもや大人は、かって友人関係で傷ついたり、失敗している経験をたくさん持っています。そのうえに友達関係を強制されたり、上手に友達関係を保てないことを、マイナス視され、自己肯定感を低下させます。苦手なことを強制されたり、苦手なことに取り組むのはとても労力が必要です。それも成功すればいいのですが、多くの場合失敗します。
次回に続く。
花盛り 日本ミツバチも活動
一緒に子育て 112 子育て常識の嘘3
子育て現役の親御さんが一番気になる言葉は「過保護、過干渉」ではないでしょうか。子育てがうまくいかない、子育てに迷っているとき、「それは、過保護、過干渉でないの?」と言われると、誰しも心当たりがあり心に刺さります。
誰しもというのは、この世の中で子どもとの関係の中で、過保護ではありませんと言える親はいないと断言できます。と、言いますのは新型コロナ感染、交通事故、夏になれば水分補給、いじめに遭わないか等々の心配事が多数あります。それらのことで子どもにしょっちゅう注意が必要です。ですから、過保護、過干渉は誰にも大なり小なり心当たりがあります。
このどこにでもある言葉を、聞き逃せる親とそうでない親がいると思います。後者の方は、この言葉に過敏に反応して、その後の親子関係に迷いが生じます。今の子どもへの対応は、過保護ではないか、いちいち気になります。子どもが自分に寄ってきて、それを受け止めるのにも今までのように自然に子どもを受け入れるのではなく、迷いが生じます。その迷いが、せっかくの親子関係のチャンス、子どもとの愛着形成に形成にもマイナスになります。計算された親子関係は不自然です。
折角の子どもからの甘え行動を自然に受け入れることができなくなります。子どもからの甘え行動を受容するのは、決して過保護ではありません。大事な親子の愛着関係の形成になります。
過保護は、子どもが親を求めてみないのに、親の自己満足のために子どもを構うことです。
「どこまで子ども受け入れればいいのですか」の質問には、「本能のままに受け入れてください」と回答しています。もしそれが、通常言われる過保護であっても、子どもを拒否する間違いより、圧倒的に少ない間違いなのです。
子どもに対してぎこちない行動をする母親の臨床例で、過去子どもが幼少時に保育者から過保護を注意されたケースがありました。どこにでも転がっているような言葉で、若い親たちを迷わせることは大きな間違いです。
春近し メジロ
一緒に子育て 111 「子育て常識の嘘」 2
前回、見出しの書籍を発刊したことを紹介しました。目次は、次の通りです。
1.子育て常識の嘘 (1)過保護は(何で過保護はアカンのや) (2)友だちを沢山作りなさい(何で友だちが仰山居らんとアカンのや) (3)親が変わらなければ、子どもは変わらない(そんな簡単に親は変わられへんで) (4)お節介は、人に迷惑をかける
2.子どもの表現を高めるには (1)箱庭療法 (2)遊戯療法 たかが遊び、されど遊び (3)相談室での面談
3.虐待とそれからの回復
4.いじめはなくせるか
5.一緒に子育て
今後順次、これらの要約を紹介いたします。
マスコミ報道で、虐待によって子どもが死去する事件が、相次いで報告されています。私も継母からの執拗な被虐待経験をもっていますこれら報道に接しますと、本当に胸が痛くなります。私はこの本で述べているのは、子育てがしんどい、もっと自分の時間欲しい、等々の理由で子育てに疲れて、子育てが嫌になったなら「子育てギブアップ」「子育て委託」をもっと気がるに出来ないかと常々思っています。
一緒に子育て 110 「子育て常識の嘘」
この度、見出しのタイトルで本を刊行しました。長年の学校勤務やスクールカウンセラーとしての 仕事のなかで、保育や教育に携わる方々、子育て現役の保護者の皆様に参考になればと思い、約1年をかけて執筆いたしました。
また、仕事の立場で様々な場で講師として話す機会をいただき、その折りにフロアからの感想、ご意見、質問も大変参考になることも多く、それらも盛り込みました。
編集者が帯に書いてくれた紹介を記します。「親を悩ませる子育ての常識をよく考えてみよう。子育て、いじめ、虐待を経験から論じる、全ての親子に送る温かいメッセージです」とかかれていますがそのようになればと願っています。
内容の要約を今後発信いたします。限られた書店で販売していますが、書名、著者名を言っていただければ取り寄せ可能です。発行所は文芸社です。