すでにお知らせしております、お盆休みの期間を次の通り訂正いたします。
13日(火)~18日(日)
19日(月)から通常営業いたします。
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すでにお知らせしております、お盆休みの期間を次の通り訂正いたします。
13日(火)~18日(日)
19日(月)から通常営業いたします。
毎日、うだるような暑さです。
さて、恒例のお盆休みを、8月13日(火),16日(金),17日(土)ととらせていただきます。その間、14日(水)、15日(木)の定休日がございますので、13日から17日まで連続の休みになります。
よろしくお願いいたします。
暑い日が続きますので、どうぞお身体ご自愛下さい。
6月の中頃、市内小学校の5年生に「心の匠」として講話を要請されました。その項目の3つめが、この年令の子どもが一番関心のある「友だち関係」でした。
先ず、講話後の子どもの感想文を掲載します。
感想文その1 友だち関係の話を聞いて、私はその中に当てはまっていました。鈴木先生の話を聞いてよかったです。友だちをつくるのもいいと思うし、いらなくてもいいと聞いたのは初めてでした。話を聞いて心がすっきりしました。心の中がすっきりしてよかったです。
感想文その2 3番目の友だち関係の話を聞いてびっくりしました。私は保育園のときの先生からずっと「友だちは多い方がいい」と言われてきたからです。だから年度の初めには「友だちがいっぱいいたらいいなあ」と思っていました。でもいっぱいつくらんでもいいと聞いてほっとしました。とてもいい話だと思いました。
感想文その3 心の匠の話を聞いてはげしく同意しました。「友だち100人つくる」なんて目標はいらないと思いました、一人だってできるし、さみしくない人にとっては救いの言葉です。
このシリーズ16「常識の嘘その2」で「友だちがおらんのは、あかんことなんか」で述べたことを子ども向けに話しました。私たちが常識的に、「友だちはたくさんおった方がよい、友だちが少なかったり、おらんのは将来社会に出たときに困る」、と常に子どもたちに迫っています。
この常識の嘘で、私たちは子どもを束縛することがあります。友だちをすぐにつくれる子どもは、たくさんつくってもいいし、そうでない子どもは無理をしなくてもいいのです。時には、ゼロでもいいのです。友だちをつくろうとしてうまくいかなかった、相手にあわさなければならない友だちづきあいに疲れた、友だち関係の中で傷ついた、等の子どもは一杯いるはずです。また、持って生まれた性格で、群れることが苦手な子どももいます。
休み時間、教室で本を読んでいる子どもは、上手に時間を過ごしているのです。「あの子は誰ともよう遊ばへん、社会性のないやつやなあ」のマイナスの見方でなく、「一人で居れる強さ」として評価してやることも必要です。
昨年に引き続きギャラリー店頭に、七夕飾り用の笹を自由に持って帰っていただけるように用意しています。何人かの子育て現役の若いお母さんが声をかけてくれ、持って帰ってくれました。おそらく、今日か明日、子どもと一緒に飾り付けをするのでしょう。その様子を想像すると、微笑ましくなります。
タイトルの「何気ない思い出」ですが、特別に時間やお金をかけたりするのではなく、日常的に親子が一緒に同じことをするという意味です。
中学校のスクールカウンセラー時代に、次のような臨床例がありました。 2年生不登校傾向女子生徒でした。登校しても教室へは入れず、別室登校をくり返していました。配慮を要することとして、本人の母親は別居していました。本人の意思で時々面接をしていましたが、あるときその母親について次のように述懐しました。
誕生日等に母親がプレゼントを持って訪ねてきてくれたり、普段あまり行かないレストランに連れて行ってくれるが、「そんなもんは、そのときだけの楽しみで、いっこも後に残らへん」、と不満げに語りました。意味深長な発言と受け止めました。この子は高価なプレゼントやご馳走より他のものを望んでいるのです。それが、日常の「何気ない思い出」です。母親は、喜んでもらうべくお金と時間をかけましたが、本人には瞬間的な思い出にしか残らなかったということです。
この話をアレンジして、ある子育て研修会で話しましたところ、フロアの若いお母さんから発言がありました。「自分の母親は覚えていないだろうが、幼稚園の頃母親と一緒にした粘土遊びが、何ともいえないぬくもりとして思い出される」でした。講師として嬉しい発言でした。
笹を持ち帰ったお母さんが、一緒に手作りの七夕飾りをすることで、きっと温かい思い出として子どもに残ることでしょう。
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臨床心理士・元スクールカウンセラー 鈴 木 隆 一
6月3日から8泊で四国88ヶ所遍路を歩いてきました。今回は、高知県四万十市(旧中村市)から愛媛県松山市まで歩きました。スタートはJR中村駅からバスで30分ほどの市ノ瀬バス停でした。初日は、午後からでしたので15キロの距離ですが、2日目以降はコンスタントに30キロ前後を歩きました。
札所でいえば、高知県最後の39番延光寺から松山市内の51番石手寺までです。中村、宇和島、大洲、内子、久万高原町、松山と歴史や文化で興味のある町々を歩き抜けました。
早めに宿に着き、脚が棒になっていなければ、古い町並みを散策することもありますが、たいがいは入浴、ビール、夕食、就寝となってしまいます。
私は、自分の経験と少しのこだわりから、歩くことや獲物(魚介類、木の実、山菜等)を自分でとって食べる等、人間の本能性は、どんなに社会が近代化されても残しておきたいものと考えています。
30キロを歩くことが、今の世の中では稀かも分かりませんが、私たちの2世代、3世代前までは交通機関が不十分で、バス、車、電車に乗ることが稀でした。縄文の頃から人間をやっていることを考えれば、こんなに歩かなくなったのはほんの少し前からで、私たちには歩くという潜在力を持っているはずです。
今年のNHK大河ドラマは幕末の京都、江戸、会津が舞台です。東海道、京都から江戸までは492キロです。当時の人々はそれを14日から15日間かけて旅をしたそうです。
大体、1日30キロ強程度で、今回の私の歩きとほぼ一緒です。
近々、ある小学校の5年生対象に講話を依頼されています。この話をして、子どもたちがどんな反応をするか楽しみにしています。
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臨床心理士・元スクールカウンセラー 鈴 木 隆 一
韓国針は、手のひら地図を参考にして、手指を刺激するだけの簡単なセラピーですが、驚異の即効性があります。韓国ではすでに500万人以上の方々が講習を受けて、日常生活に活用しています。
下記の通り開催いたしますので、参加をお待ちしています。
・場 所 ぎゃらりー鈴 ・日 時 平成25年5月11日(土) 7月13日(土) 9月14日(土) 10月12日(土) 12月14(土) それぞれ午後2時~4時 ・受講料 1回につき5000円 この講習会は1回完結型です。 ・申し込み 電話、メールにてお申し込み下さい。電話 764-6577
・その他 有資格による講義、体験と治療。受講料には初級テキスト、ボールペン型純金治療棒、初級認定書が含まれています。なお、3人以上お集まりで開催いたします。
ガン治療は長期にわたります。その間、集中的な治療のため短期の入院がくり返しあります。日常ではない生活のため、A子さんも、家族も心身共に疲れます。
A子さんも、抗がん剤治療のため入院されました。説明を受けてはいますが、子どもたちは母親のことが心配でたまりません。中学生のB男君は、その間診察を受けるほどでない軽い身体症状を訴えました。
退院後そのことを聞いた母親は、思わずB男君をハグしました。B男君は、はにかんだ様子で母親にゆだねました。中学生、それも男の子が母親の身体接触を受け入れるのは、一般的な感じでは奇妙かも分かりません。
私の不登校の相談事例で、寝る前に枕元の母親に手を握ってもらう男子高校生がいました。よほど大きな不安感を持っていたのでしょう。これは例外かも分かりませんが、中学生くらいなら、異常でもありません。
B男君は日頃のキャラもあり、自分から母親を求めてはいきませんが、母親のハグを受け入れ、それにゆだねることが出来たのは大変よいことです。
大きなストレスを受けたり、不安、心配を抱えているときに、それを何らかの形(甘え、退行現象等)で表現できることの方が、正常で健康的です。表現しないで無理に我慢をすることが重なると、違った形の問題が生じるかも分かりません。
このブログは、A子さんの了解を得て執筆しています。今後も、一般的に参考になる経緯について、記事にしたいと思っています。
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臨床心理士・元スクールカウンセラー 鈴 木 隆 一