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日本ミツバチ 蜜源

新しく日本ミツバチの分峰を取り込んでから一月半ほど経ちました。一群れの箱には蟻が入り込み全ての蜂が逃去しショックでしたが、幸い近くの待ち受け箱に入り、その群を維持できました。  さて、蜂の蜜源になる花や樹木ですが、新たに山アジサイと萩を植えました。関係の本に寄ればこれらも蜜源花粉源になるそうです。

今、山では栗の花が咲き始めました。洋蜂には栗蜜と言われ売り出されるくらいの蜜源です。私の山にも7.8本の栗の木がありますが、近隣の畑や山にはたくさんの栗の木があります。

成長の早い群の箱では、巣板が成長し下に伸びてきましたので、箱を継ぎ足しました。

暑さ対策と、スズメバチ被害を防ぐことが必要な時期になりました。


一緒に子育て 98 発達障がいの方々の生き辛さ

発達障がいの方々は、一般的に社会性(他者との付き合い等)やコミュニケーションが苦手、またこだわりが強い等といわれています。しかし、日常生活で一番生き辛くしているのは、感覚(聴覚、視覚等)の過敏性ではないでしょうか。ある当事者の方が建物内の人工的な照明も目に辛くサングラスをかけければならない、街の様々な音が耳を錐で突くような痛さを感じさせる、と話されるのを聞いたことがあります。               イギリスのあるスーパーが、発達障がいの方々に配慮して定期的に「静寂の日」を設定しました。その日は宣伝はじめ、できるだけ音を少なくしたところ、感覚過敏な方々は快適に買い物ができたそうです。また、発達障がいの方々だけでなくそれ以外の方々にも心地よく、その日は売り上げが伸びたそうです。                    ある中学校を訪問したとき、教室内の椅子の脚全てに、半分に切った硬式テニスボールを履かせていました。生徒が立ったり座ったりするとき、椅子が床をこする音の不快さを感じた方もおられるとことと思います。                        そうです、発達障がいの方々の不快さは、私たちと共通することも多くあるのです。ちょっとした配慮が多くの方々を快適にすることもあるのです。

臨床心理士・元スクールカウンセラー 鈴 木 隆 一

この文章は、伊丹市教育委員会発行「教育いたみ 第49号」に掲載されたものです。

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丹波里山便り 日本ミツバチ活動活発

日本ミツバチにとって、春は待ちに待った季節です。桜はじめ蜜源になる植物がたくさん開花します。また、分蜂といって蜂の群が増える時期でもあります。

私の山でも、分蜂を取り込む工夫をした待ち受け箱をいくつか置きました。通常分蜂は桜の満開後2週間後と言われています。それに合わせて箱をセットしたところ、4月中旬頃から偵察の蜂が現れ、2,3日後群が箱に入ってくれました。

大変嬉しかったです。日本ミツバチは減少していると聞きますが、このように野生の日本ミツバチが健在していることが分かりました。秋の採蜜が楽しみです。


丹波里山便り 寒の戻り

4月2日に山小屋に泊まりました。翌朝、雪がうっすら積もっていました。山には、日本ミツバチの蜜源になるような木や花を植えています。桜の3,4分咲きですがまさに寒の戻りでしょうか、菜の花に雪がついていました。

この寒さでは、蜂の活動も一休みのことでしょう。早く春爛漫を待ちたいです。


ぎゃらりー鈴 作品紹介 ままごとセット 

ぎゃらりー鈴として、各地の手づくり市、クラフト展に出展しており、いろいろな作品を持って行っていますが、その中で、今回はままごとセットを紹介します。写真のようにやや小ぶりの器です.。材は、ヒノキが多いです。削って間もない頃はヒノキの香りがします。塗料なしで子どもがなめても、全く安心です。                                 お客さんの中には、アクセサリーの片付けやピンクッションの台に利用される方がおられます。先日も、家庭科を教えている先生がピンクッションの台にすることで、大量に注文をいただきました。

値段も3個500円で格安です。

男性の客さんの中には、クルミオイルを塗られ盃に利用された方もおられます。

今後の手づくり市の予定                                 ・4月6(土)~7日(日) 10:00~16:00 明石城公園西芝生広場             ・4月28日(日) 10:00~16:00 西宮神社(えべっさん)              お待ちしています

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丹波里山便り 薪割り、爽快

ヒノキの丸太を斧で割っています。薪ストーブの役割も終わりになりかけています。冬、小屋に泊まり滞在しますと、燃料の薪は相当量が必要です。手間さえかければ、潤沢に薪は用意できます。その手間がこのような薪割りです。山にはヒノキ、雑木がたくさん生えておりチェンソーで伐採して、適当な長さに切ってここまで下ろします。斜面に生えていますので、下まで下ろすのに一苦労します。

しかし、薪ストーブの快適さは、その苦労を吹き飛ばしてくれます。エアコンでない特有の暖かさはひと味違います。特に、氷が張るような寒さの晩、ストーブの前で一杯やりながらの読書は、至福の時です。

友人たちが来たとき、一番夢中になったものがこの薪割りでした。

蕗のとうも出てきました。いよいよ春本番です。

手づくり展の出店予定                                  ・3月17日(日) 伊丹 猪名野神社                            ・3月24日(日) 西宮 えべっさん(西宮神社)

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一緒に子育て 97 大人との愛着関係が少なかった子どもたち

先日、愛着障害に関係する講演会に参加しました。その中でいろいろ共感することがありましたので、私の経験も交え少し述べたいと思います。

先ず、講演会の講師ですが、福井大学こころの発達研究センターの友田明美教授でした。著書もあり最近ではメディアでも取り上げられています。友田教授によれば虐待や親・養育者から不適切な養育を受けることにより、反応性愛着障害の症状を起こす。結果的に、健全な人間関係が結べない、達成感への喜びが低い、やる気や意欲も起こさない等々の問題を抱えます。「褒めても響かない」の言葉で表せます。まるで、自閉性をベースにした発達障がいの人たちが持っている特徴と類似します。

私が保護司として関わった19歳の男性を例にとります。彼は、保護観察中守らなければならない遵守事項、「仕事を続ける」をきちっと守り、決められた保護観察の期限を待たず良好解除になりました。本人が特定できないように紹介したいと思います。

四国である事件を起こし少年院送致の審判を受けました。少年院を出てから私との関係が始まりました。通常、少年院を出るとき、身元引受人は親を指定することが多いです。しかし彼は親を指定せず、職親を指定しました。彼に関する書類には、親からの虐待がひどく本人から親を拒否したとのことです。これは相当の虐待を受けたことが想像できます。

私宅で初めての面談の時です。どの対象者にもするようにお茶を出しました。「猫舌で熱いものが飲めないのに、なんでこんなお茶を出すのか」、と怒りの発言がありました。その後も定期的に面談を続けましたが、最後まで親和的な雰囲気を作れず、人を拒否する状況が続きました。

通常、義務的で面白くない面談であっても、回を重ねるに従いお互いの人間性も理解して、また常識的な感性で、挨拶やお愛想をするものですが、彼にはそのような人間関係の潤滑油が全く見られませんでした。人間不信が大きかったのでしょうか。

この状況は、まさしく虐待が彼の心を奪ったものです。親や養育者に完全に依存でき、完全に守られる状況になく、反対に依存や守りの反対の環境におかれていたのです。

この状況は、友田教授に寄れば、脳もさえ傷つけるそうです。

依存できる、完全に守ってくれる人の存在を彼が感じることで、長い時間の経過があれば修復できますが、本当に心配な事例でした。期限前に良好解除をする手続きを終え、通知書を渡し、「よく仕事を継続できたね」、とプラスのメッセージを送っても、まさに「褒めても響かぬ」の様子でした。

幸い、仕事を続けている、雇い主からは信頼されている、という実生活の中で自己肯定感が生まれる状況があることが大きな救いで、今後人を信頼できる感性が育ってくれることを願うばかりです。

子育ての中で、少々失敗や抜けたことがあっても、愛着関係を促進する抱っこ、おんぶ、なでる等々のいわゆるスキンシップと、笑顔、声かけさえあれば、たいした失敗にはなりません。

臨床心理士・元スクールカウンセラー  鈴 木 隆 一

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丹波里山便り シイタケ、ナメタケの菌植え

シイタケ菌の種800個、ナメタケ菌の種400個をナラ、桜の原木に打ち込みました。原木は35本ほどありました。ちょっとした作業量でした。自分の山でクヌギの木を伐採して、原木に使用していた時がありましたが、木が高くなりすぎていたり伐採しにくい所にあったりして、最近は購入しています。

面倒な作業ですが、ふた夏過ぎれば写真のように収穫できます。まさに原木シイタケ、ナメタケです。

毎年この作業をしていますので、欠かすことなく収穫できます。この時期、雨が降り温度が上がるとみるみる成長します。塩をふって焼くシンプルな味が私の好みです。


一緒に子育て 96 折角、大人に訴えたのに

またまた痛ましい事件が起こりました。小学校4年生女児が親からの虐待で死去しました。誠に残念無念としかいいようがありません。報道に寄れば、以前にも虐待で一時保護されていました。それにも関わらず防げなかったのは関係者の怠慢でしかありません。

識者はマスコミはいろいろ意見を披瀝しています。児童相談所の職員不足が不足しているとか、関係機関の連携が不備だとか、いつもこのような事件が起こる度に言われていることです。今回、児童相談所の職員配置が潤沢であれば、果たして防げたでしょうか。私はそのようには思えません。

一番の要因は、彼女が折角親からの虐待を大人に訴えたのに、聞いた側の大人がどれだけ真剣に、気持ちを寄せて受け取ったかが問題です。親から虐待を受けていることを他者に訴えることは、もの凄く勇気が要ることです。彼女がどんな気持ちで作文に書いたのか、知った大人の感度が鈍いとしかいいようがありません。通常家の中の恥を子どもなりに隠し、外に漏らしません。限度を超えた辛さが彼女にあったのです。

その辺りの心理的な機微を何故大人は察知しなかったのでしょうか。子どもが置かれたもの凄い辛さに共感できれば、学校職員でも、児相職員でも必死で動くのではないでしょうか。職員不足連携不足の前に、私は共感度の不足と断定します。

また、彼女は母親の実家に行っているので学校を休ませる、と親からの連絡があったとか。この不自然さを見過ごすのも感度不足でしょう。「何でやろ、おかしいな」と何故思わなかったのか。登校もしないで寂しい思いをしてるのではないかと、気持ちを寄せ次の行動に何故移らなかったのかの疑問も起こります。現地の教育委員会や児童相談所に問い合わせもできたことでしょう。

もの凄い勇気を振り絞って折角訴えたのに、応えることができなかった責任は大きいと思います。

DVを受けて正当な判断を失っていた母親のことと、父親が何故そこまで暴力や虐待を繰り返したのかは、別な視点から分析が必要かと思います。

臨床心理士・元スクールカウンセラー  鈴 木 隆 一

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丹波里山便り 積雪

1月17日から2泊して小屋で過ごしました。外での作業はできませんが、小屋内でミツバチ箱と器作りをしました。

きれいな雪景色でした。屋根の煙突から煙が出ていますが、私自慢の薪ストーブからの煙です。薪は潤沢にありますので、小屋内は寒さ知らずで睡眠も快適です。ストーブの前で一杯やりながら本を読むのが至福の時間ですが、飲み過ぎを気をつけています。

手づくり展出店予定                                     2月24日(日) 西宮神社てづくりサーカス                      3月17日(日) 伊丹猪名野神社の市     お待ちしています。

連絡は、鈴木隆一 yc-suzuki65@bcc.bai.ne.jp でお願いします。

 


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