3月5日(日)、実四宮神社で恒例の手づくり市がありました。天気にも恵まれ、そこそこのお客さんもありました。買っていただいたのは、漆器、カッティングボード、花炭等でした。写真では分かりにくいですが、右端に漆器、手前上部に花炭が見えます。毎月第一日曜日に開催されます。来月はもっと暖かくなり人出が増えることと思います。
あるお客さんからのヒントで木のボタンを作りつつあります。温かい感じがします。
写真は、炭の粉を練り固めて穴を開け剣山にしました。製品名は「炭剣山」です。桜草と水仙を挿しました。花瓶に炭を入れ花を活けると花が長持ちする、といわれています。それは、炭が水を浄化するので、花の元気が長続きするからです。炭剣山はその役目をします。 丹波の山小屋で炭焼きをしますので、炭の粉がたくさん出ます。それを練り固めてみました。我ながらグッドアイデアです。
今後の出展クラフト展ですが、次の予定です。 ・湊川公園手しごと市 2月25日(土) 11:00~16:00 港川公園区役所前広場 ・てづくりサーカスIN西宮神社 3月5日(日) 10:00~16:00 西宮神社
いずれも、出展者が多数でいろいろな手づくり作品があります。どうぞお立ち寄り下さい。
今年いただいた年賀状の中に、30数年前に不登校傾向を主訴に来談したA子さんからのがありました。教育委員会の相談部門勤務やスクールカウンセラー時代を含めまして、随分多くの相談を担当しましたが、A子さんは印象的なケースで、相当年月が経ってもよく覚えています。何でそんなに鮮明に覚えているのかですが、それは「遊びの不思議、遊戯療法の不思議」を教えてくれた、と考えられます。
小学校1年生のA子さんは、母親に連れられて来談しました。担任の先生からの情報では、なんとかお母さんに付いてきて貰って登校できるのですが、教室前で母親と別れづらく大声で泣き、なだめすかして引き取っていたとのことです。そういう状況が長引き担任の先生を通じて相談の申し込みがありました。
小さい妹さんがおられたので、3人で来られました。本来なら保護者の方に待機して貰える部屋があるべきなのですが、当時はその余裕がなく、同じ遊戯室に3人とも入って貰いました。Aさんには遊戯療法的なかかわりをしました。
A子さんは、当初から積極的に遊びました。印象的なのはその遊びでした。セラピストの私、母親、妹を巻き込んでお巡りさんごっこをするのです。自分がお巡りさんの役になり、その他3人がそのお巡りさんに捕まえられる役に割り振るのです。このような遊びが何回か続きました。
そのうち、教室前で母親と分かれる時も泣かなくなり、本人の申し出で教室前から校舎入り口、校門、校門が見える所と徐々に付いてきて貰う場所が、教室から遠くなりました。そのうち一人で登校できるようになりました。
遊戯療法は「子どもは、自分の悩みや不満、葛藤を言葉でうまく表現できないが、遊びの中で自分の気持ちを表現できれば、心理療法の効果につながる」、と解説されます。 彼女は、自分がリーダーになり遊びと他の人間をコントロールしたのです。もっと言えば、自分は悪者をやつける正義の役割を果たしたのです。自分が主人公なのです。プレイルームは、その遊びを保障できたのでした。 当時の彼女の内面でどんな悩み、不満、葛藤があるのか分かり得ませんが、この遊びを通じてそれらを表現し、克服したものと考えられます。
遊びの不思議、効果を教えてくれたA子さんでした。この遊びの不思議、効果はプレイルームでの遊びだけでなく、通常の遊びでも見られることはいうまでもありません。私は、箱庭療法も得意としますが、箱庭の作品作りでも同じようなことが言えます。
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臨床心理士・元スクールカウンセラー 鈴 木 隆 一
ぎゃらりー鈴の現在の売れ筋作品は、写真の「花炭」です。写真の通り、様々なものを炭にして、カゴに盛りつけます。手前は、左から、レンコン、プラタナス(和名スズカケ)、ツバキの実の殻、ヤシャブシの実、松ぼっくりです。これらを炭化するにはちょっとしたコツがいりますが、炭になるととても綺麗です、ツバキや松ぼっくりはまるで花のようです。
竹炭を基調にしてカゴに盛りつけますと、素晴らしいインテリアになります。お勧めは玄関先とかトイレの棚に置くことです。見た目も綺麗ですが、炭ですので臭い消しにもなります。炭化できる山の様々な実を探しています。写真以外では、竹、ピーマン、オクラ、落花生、ドングリ等々があります。是非一度ご覧ください。
今後のクラフト展の予定です。
手づくりサーカス 西宮神社 2月5日(日) 10:00~16:00 湊川公園手しごと市 神戸湊川公園(兵庫区役所前) 11:00~6:00
我が家の小さい庭でお餅つきを始めて、約40年になります。子どもたちに日本の伝統行事を知らしめかったこともありますが、多くの知人が集まり1日を楽しく過ごすことも意義あることです。今回は娘婿の知人、フランス人のメッシームが参加しました。パリ生まれパリ育ちですが、日本の文化に興味とあこがれを持ち来日しました。積極的にお餅つきにも加わりました。杵の振り下ろし方も徐々に上手になり、写真のように楽しんでいました。茶道や神社仏閣が好きだそうです。日本のどのジャンルの文化を学ぶかはまだ特定できていないようですが、いずれより深く関わりたいと考えています。
日本人より日本文化を理解し、実践する外国の人が時折いますが、彼もそのようになって欲しいと応援したいものです。