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一緒に子育て 75 子どもを相談に連れて行くには

保護者対象のある研修会(テーマ:発達障がいの理解について)で、「相談や検査に子どもを連れて行くのに、どう説明したらいいのか」、という質問を受けました。日常と違う場所へ連れて行き、日常と違う対応があるわけですから、確かに子どもへの説明は必要です。子どもの年齢にもよりますがよくよく考えれば難しいです。

正解は無いとは思いますが、次のように考えました。先ず説明は必要で、連れて行きたいが為にだますようなことはいけない。次に日常の子どもとの関係が大事ではないだろうか。日頃から子どもの~~の言動が気になり、その子で親が困っている、例えば「あなたのためにお母さんは困っている」「貴方が~~のようなことをするので、お母さんは恥ずかしい」等々のメッセージが子どもに届いていると、子どもは身構えて行かないのではないだろうか。子どもからすれば「自分には~~があるから、また怒られる」等の不安を持つことだろう。

反対に、~~の言動があろうが、それについて子どもに不安を与えず、一緒に改善していこうとする姿勢が子どもにも理解できる日常があれば、すなわち自分の~~について大きな卑下感を持たず生活していれば、「あなたの~~について、お母さんだけでは難しいので、専門の先生に相談したい」、ときりだせば如何であろうか。子どもへの説明の言葉は年齢や理解力によるが、一番大事なのは日頃の子どもとの関係だと思います。

いうまでもありませんが、相談・診察だけでなく今後の対応も助言をいただくことも大事です。いずれにしましても、ある日突然違う場所へ連れて行くには避けたいのもです。特に発達障がい系の子どもさんの場合、事前の説明がより大切です。

質問、感想がございましたら、HOMEのコンタクトかお問い合わせから送信して下さい。

臨床心理士・元スクールカウンセラー 鈴 木 隆 一

 


一緒に子育て 74 箱庭療法(子どもの遊び空間)

子どもは発達途上に、いろいろな問題を見せます。それらの多くは専門家に委ねることもなく、本人の自己治癒力や家族のサポートで解決することもあります。しかし、その問題の深刻さや長期化の場合は、学校ならスクールカウンセラー等の専門家に相談することもあります。スクールカウンセラー以外にも、市の教育員会の相談機関を訪ねることもあるでしょう。

そこでは、こどもの年齢や発達レベルに応じた様々な手立てで子どもに対応します。その一つに箱庭療法があります。詳細は省きますが、砂箱にいろいろなおもちゃ(人形、建築物、動植物等)を置き作品を作ります。その作品作りを何回か繰り返すことにより自分の内面を反映します。

心理療法の目指すことの一つに、自分の内面を表出するということがあります。その表出の手段が言語、遊び(遊戯療法)等がありますが、箱庭療法では箱庭の作品作りがそれに当たります。私もカウンセラー時代に箱庭を得意にしていました。

昨日、日本箱庭療法学会に参加して、表現手段の一つとしての大切さを改めて認識しました。箱庭に魅力の一つに砂があります。砂を触ること自体が人間を退行させてくれます。すなわち自由な振る舞いを促してくれます。その自由な振る舞いが自分の内面(時には不満、葛藤等)を表現する力を保障してくれます。更に絵画療法のように絵の上手さ下手さは関係ありません。また、カウンセラーという見守ってくれる人、付き合ってくれる人の存在も大事です。

いずれにしましても、自分の内面を表現できそれに付き合ってくれる人の存在は、自己治癒力を促してくれるものです。

昨日の学会ワークショップでは、「不登校を主訴とする中学生男子の事例–箱庭表現の物語と展開」「身体的不調と不安を訴える小学校6年生男児との箱庭療法過程」等々の子どもの事例が発表されました。主訴がすぐに解決とは行きませんが、それぞれ自分を取り戻していく過程を見て取れることができました。

私の持論ですが、子どもは自分の前に立ち止まってくれる人の存在を確認し、その人に表現できることがあれば、問題解決のきっかけや、自己治癒力を高めることにつながると思います。    立ち止まってくれる人は、家族でも先生でも時にはカウンセラーでもいいのです。立ち止まってくれる人を見つけにくいのが現状ではないでしょか。

質問・感想がございましたらホームのコンタクトから発信して下さい。

臨床心理士・元スクールカウンセラー 鈴 木 隆 一


日本みつばち 信州編

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10月10日に長野県中川村(伊那地方、長野県南部)にて、信州日本みつばちの会主催の「みつばち祭り」が開催されました。2回目の日本みつばちをその会から購入しましたので、勉強に行きました。実演及び講習会では「ハチ移しと蜜しぼり」がありました。写真は、びっしり貯まった巣板をパン切りナイフではずしているところです。はずしたものを蜜の部分とその他に分けて、採蜜器にかけます。採れたての蜜の美味しかったことは、いうまでもありません。

現在、日本で流通している蜂蜜は、98%以上が西洋ミツバチの蜂蜜です。

私も来年の採蜜を目指して、養蜂をしたいと思います。


新製品の紹介と手づくり、クラフト展のご案内

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写真は、歯間ブラシと糸楊枝立てです。両方を使用しており、小さいガラスコップに置いていますが、なかなかすっきり納まりません。必要は発明の母(そんなオーバーなものではありませんが)、と言われますように、自分の必要性から考えました。買ってくれたお客さんは、「これでお父さんがあちこちに置かなくてすむ」とおっしゃっていましたが、すっきり衛生的に片付きます。

今後の手づくり展、クラフト展の予定                            ・10月8日(土) 10:00~17:00 宮前祭り 伊丹宮前通り スーパーニッコー前辺り                  ・10月22日(土) 11:00~16:00 湊川公園手しごと市 兵庫区役所前広場      ・11月6日(日)11:00~16:00 西宮手づくりサーカス 西宮神社境内         ・11月12(土)・13日(日) 11:00~16:00 アーツ&クラフト秋明石城

定期的な出展は、湊川公園が第4土曜日、西宮神社が第1日曜にです。時間がございましたらのぞいて下さい。


丹波里山便り 栗被害

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前回、栗の収穫をお伝えしました。知り合いやご近所の皆様にもお裾分けしました。私宅でも栗ご飯にして、美味しくいただきました。

写真は、動物が栗園に侵入して食べ散らかした後です。このときは、栗園周りのネットはまだ健在でしたので、これはリス等の小動物がネットの間をすり抜け侵入したものと思われます。ところが次の朝には、ネットがポールとも押し倒されていました。これは明らかにイノシシの仕業です。イノシシは晩に出没して、食べる量も大きいですので被害甚大です。おそらく全収穫量の半分が被害ではないでしょうか。

来年は、押し倒されないようにネット、ポールを考えたいと思います。


丹波里山便り 栗収穫

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暑さもやわらぎ、彼岸花が田や畑の畦、川の土手に咲き始めました.栗の苗木を植えて約10年になりますが、一昨年辺りから実をつけ始めました.今年もこのように見事な栗が収穫できました。

山の斜面に植えていますので、下に生えている草や笹を刈るのと、イノシシ等の動物よけのネット張りと管理に一苦労します。しかしその甲斐ががこのような結果になりました。本当に嬉しいものです。自然の恵みに感謝です。


一緒に子育て 73 ご存知ですか、薬物依存症 子育てに関連して

私は、保護司の仕事(ボランティア)をしています。非行や犯罪を犯した人たちの再犯防止や更生のサポートです。そんな関係で非行・犯罪がらみの話を聞く機会があります。

先日、薬物依存症の話を聞きました。依存症とは、自ら不利益になることを認識しているのに、自分の行動をコントロール出来ずに(覚醒剤、マリファナ、等々)に手を出すことです。その結果、検挙され少年院、刑務所等に収容され家族共々苦労が始まります。

薬物依存症に至る要因がいろいろ分析されています。その中で強調したいのは、個人的条件の中の自尊心と、環境条件の中の機能不全家庭と若者文化という面です。

先ず、自尊心ですが自尊感情・自己肯定感という言葉に置き換えられます。「一緒に子育て 72」でも述べましたが、自尊感情・自己肯定感が低いということは、いつも不安感情で何事にも自信が持てなく、建設的な行動がとれません。例えば、何か困難なことにぶち当たった時、自分なりの努力を試みるとか、それがダメなら誰かに相談するとか、という行動よりか忘れたいや逃げの姿勢に移ります。その姿勢の1つが薬物に頼ることになります。そのことで困難なことに直面した不快な感情、不安な感情を忘れさせてくれます。

次に機能不全家庭ですが、これは両親が揃っているということをいっているわけではありません。両親がいる家庭、シングルの家庭というよりか、その家庭に人のつながり、すなわち家族の絆があるかどうかが問題なのです。シングルで忙しくても、少しの時間を有効に使い子どもと対面しているかが大事なのです。いくら両親が揃っていても、例えば個食、孤食では家族のつながりも出来ません。

最後に若者文化ですが言い換えれば、流行っている、かっこいいことです。あこがれのタレントやスポーツ選手がやっている、仲間がやっている等々が安易に手を出すきっかけになっています。自分に自信がない、自分なりの生き方が出来ていない等が流行に流されやすいです。

この3点は、日常の子育てにも関連すると思います。


日本みつばち 信州から購入

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1回目の日本みつばち飼育は、スムシの被害でハチが逃げ出しました。大変残念でしたがハチの動きは、見ていて飽きることなく楽しいものでした。なんとか再度手に入れたく、いろいろ調べたところ信州中川村で飼育いているところがあり、譲ってくれることが分かりました。8月末、車で出かけ一箱購入してきました。                                  この写真は、9月に入ってからの様子ですが、暑い日が続き数匹のハチが巣門にお尻を向けて、羽を振るわせ風を巣箱に送っています。

因みに信州中川村は、リンゴをはじめ果物の産地です。以前、リンゴ農家にファームサポートで、数年間続けて行ったところです。南アルプス、中央アルプスに囲まれた風光明媚な場所で、懐かしかったです。作業はリンゴの実の摘果ですが、脚立に上がりますと山々が見えるのが綺麗でした。

 


丹波里山便り 日本ミツバチ、スムシ被害に遭う

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過去何回か、日本ミツバチのことをお知らせしていました。日本ミツバチを手に入れ約3ヶ月経過し、順調に経過していました。箱を置いている丹波春日の柚津は、ひまわり祭りを開催する位ひまわりがたくさん咲いており、この夏も蜂にとれば好条件でした。

ところが一昨日5日ぶりに観察したところ、今までとうって変わり蜂が箱の周辺にいません。覗き窓を開けてのぞいても静かでした。指導して貰っている人に早速連絡したところ、「スムシ」の被害でないかとのことでした。すぐに採蜜するように指示を受け、箱を開けたところ写真のような状況でした。蜂は数匹見かけるだけでした。

巣を取り出し、採蜜したところ約1000cc位採れたでしょうか。あちこちからスムシの幼虫が出てくるので、ピンセットでつまみ出しました。

スムシは、ハチノスツヅリガというガの幼虫で、ミツバチの巣がエサだそうです。これが入り込むと蜂が住めなくなってしまいます。

この予防を考え、再度挑戦したいと思っています。


里山通信 日本ミツバチ3

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6月23日に我が山に置いた日本ミツバチの箱ですが、写真のように活発に活動しています。出入りの様子を見ていますと、帰ってくるハチの後ろ足に黄色い小さな玉が着いています。これは花粉です。写真では確認できませんが、何の花の花粉でしょうか。今頃花はあんまり咲いていませんが、どこまで飛んでいるのでしょうか。目をこらしますが、巣箱から飛び立つと目で追うことは出来ません。

巣箱は西向きですので、西日がきつく手前に朝顔を植えて、少しでもい日よけになるように工夫をしています。


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